【ニュース】 あべのハルカス、展望台「ハルカス300」などで抗ウイルス・抗菌コーティングを施工、混雑状況を把握するソーシャルディスタンスカメラを同時導入 大阪府大阪市

2020.07.17
近鉄不動産株式会社(大阪市天王寺区、倉橋孝壽社長)は、日本一高いビル・あべのハルカスの展望台「ハルカス300」(大阪市阿倍野区)で、来訪者が手を触れる箇所に持続性のある抗ウイルス・抗菌コーティングを施工する。
展望台だけでなく、美術館やオフィスフロアの来訪者にも安心して過ごしてもらえるよう、館内のエレベーター29基にも同コーティングを施す。

あわせて、「ハルカス300(展望台)」の16階と60階にソーシャルディスタンスカメラを設置。
施設内の混雑状況をカメラとAIで管理し、公式ホームページ等にイラストで知らせることにより、展望台内の「密」を避け、来訪客に安心して過ごしてもらえる空間作りを行う。

同社はこれまでにも、入場前の検温・手指アルコール消毒、マスクの着用の義務化、展望台フロアの滞在人数の制限など、新型コロナウイルスの感染予防対策を講じてきた。

今回の抗ウイルス・抗菌コーティングでは、特定のウイルスや細菌を持続的に減少・抑制させる無機溶剤を、展望台や館内エレベーターで利用者が手を触る箇所(壁・手すり等)に噴霧・塗布することによりコーティング加工する。
確認されている効果は、抗ウイルス作用(ISO21702抗ウイルス試験法で確認済み)、抗菌作用(ISO22196抗菌試験法で確認済み)。

今回採用した株式会社清華堂の「SRW-30」(商品名)は、
SIAA(一般社団法人抗菌製品技術協議会)の安全性基準と性能基準に適合しており、展望台施設でSIAAマークを表示するのは国内初となる。

SIAAとは、経済産業省のガイドラインに則って運営され、適正で安心できる抗ウイルス・抗菌・防カビ加工製品の普及を目的とし、メーカー、試験機関が集まってできた団体。
SIAAマークは、SIAAガイドラインで品質管理、情報公開された製品に表示されている。