【ニュース】 デベロップ、有事に被災地に駆けつけるコンテナホテル「レスキューホテル」の出動で柏市・広島建設と3者間協定 千葉県柏市
2020.07.16
国内22か所でコンテナホテルを運営する株式会社デベロップ(千葉県市川市、岡村健史代表)は7月16日、有事に被災地に駆けつけるコンテナホテル「レスキューホテル」の出動に関し、柏市・広島建設株式会社(千葉県柏市、島田秀貴代表)と3者間協定を締結する。
レスキューホテルとは、デベロップが開発・運営するコンテナホテルの移動性やフレキシビリティを活かし、平時にはホテルとして運営される客室を、災害など有事の際に被災地などにすみやかに移設するソリューションの名称。
車輪のついたシャーシ上にコンテナを配置したまま運営する「車両型」と、コンテナをシャーシから下ろし、地面に固定して運営する「建築型」がある。
今回締結した同協定は、平時の事業性と有事の公益性の両方を追求するレスキューホテルの理念に賛同し、事業立ち上げ当初より多額の資金を投じてきた広島建設の引き合わせにより、広島建設の地元・柏市との協定締結の運びとなったもの。
レスキューホテルの平時の姿であるコンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズは、建築用コンテナモジュールを利用した1棟1客室型の宿泊施設。
1室13㎡というコンパクトさながらも、隣室と壁を接しないため、静粛性とプライバシーが保たれるほか、上質なベッド、ゆったり使用できるユニットバス、冷凍庫付冷蔵庫、電子レンジ、空気清浄機を全室に装備するなど、長期の連泊でも快適に過ごせる宿泊空間を提供できるとしている。
現在、栃木・群馬・千葉・茨城・愛知で18店・559室が稼働しており、2021年には北海道と沖縄を除く45都府県への出動が可能となるよう展開する計画だという。