【ニュース】 小田急電鉄、築35年のビルをコンバージョン、タイムシェア型レジデンス・レンタルスタジオ・ホテルで構成する複合施設を開業 東京都渋谷区

2020.05.18
小田急電鉄株式会社(東京都新宿区、星野晃司社長)は、小田急小田原線「代々木上原」駅より徒歩約5分の物件をコンバージョンし、タイムシェア型レジデンス・レンタルスタジオ・ホテルで構成する複合施設「Tefu YOYOGI UEHARA」(東京都渋谷区)を開業、5月15日に同施設の専用サイトをオープンした。

同施設は、同社が事務所などの用途で使用していた築35年の物件をリノベーションしたもの。
全4階のうち2~4階で展開する「タイムシェア型レジデンス」では、従来型のオフィスから発想を転換、「住みながら働ける、時には貸し出せる」をコンセプトに、タイムシェアの発想と空間的工夫、運営の仕組みにより、新たなタイプの住居を実現したという。

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同レジデンスでは、2拠点生活など、一つの場所に縛られないライフスタイルへの志向の高まりや、リモートワークの浸透などのトレンド変化、自宅や事務所などの空き時間をレンタルスペースとして貸し出すタイムシェアニーズの高まりに対応。
住戸内での事務作業だけでなく、ゲストを招いた打ち合わせやオンライン会議などの利用にも配慮した間取りや機能を設け、家の居心地の良さと働く場所としての機能性を兼ね備えた家具を配置するなど、「住みながら働く=自宅におけるリモートワーク」という利用シーンを重視した工夫を施した。
さらに、入居者の不在時や、滞在中にも民泊として貸し出すことも想定し、利用シーンに応じた空間のセパレートが可能な企画・設計としている。

施設内には、同レジデンスを中心に、1階にはイベントやポップアップストア、ギャラリーなどに利用可能なレンタルスタジオと、無人チェックインに対応したスマートホテル(1室)を完備。
これらの機能を複合させることで、様々な利用シーンに対応し、同施設の入居者のほか、来訪者が集う、地域コミュニティーとして価値を分かち合い共有する場を提供するという。

「Tefu YOYOGI UEHARA(テフ ヨヨギウエハラ)」の所在地は東京都渋谷区西原3-1-10、小田急小田原線「代々木上原」駅より徒歩5分。
敷地面積は285.63㎡、延床面積は701.33㎡。
構造・規模は鉄骨造・地上5階建(5階部分は屋上)。