【ニュース】 道の駅小谷、6月初旬にリニューアル・グランドオープン、地元の古民家の部材や地元素材を活用し、地元職人が施工 長野県小谷村

2020.05.07
「道の駅小谷」(長野県小谷村、運営:株式会社道の駅おたり、幾田美彦代表)は6月初旬、リニューアル・グランドオープンする。

リニューアルのデザイン・施工は、株式会社山翠舎(長野県長野市、山上浩明社長)が担当。
地元の古民家の部材を再利用する取り組みや、地元素材の活用、同じく地元職人による施工などにより、地方に残る経済圏を崩すことなく施工した。
小谷村の記憶を未来に残す道の駅が誕生するという。

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©️ナカサ&パートナーズ

建物の力強い骨組みは、地元小谷に点在していた、築70年以上で倒壊もしくは解体した古民家の梁や柱を、山翠舎が回収・加工したうえで、味わいを残しながらインテリアの象徴的な要素として再利用した。

さらに、小谷の土を使用した左官壁や、小谷で活躍する陶芸家(荻原良三氏)が焼いたタイルを使用したバーカウンター、伊勢神宮の式年遷宮も手掛ける小谷屋根(松澤朋典氏)による「茅葺アート」など、地元ならではの素材やデザインをふんだんに取り入れたという。
その施工を行う際の左官職人(小林幸由氏)をはじめとした人材にも地元の職人を起用。

同村由来の材料や地元に残る日本の技術をデザインに昇華し、リニューアルを行ったとしている。