【ニュース】 下川町、ウェブサービス「note」のサークル機能を使用し、月額1,000円で参加できるオンラインコミュニティを設立 北海道下川町

2020.03.18
北海道下川町は、同町のタウンプロモーション推進部が事務局の中心となり、ウェブサービス「note」のサークル機能を使用し、月額1,000円で参加できるオンラインコミュニティを立ち上げる。

2018年にSDGs未来都市に選定された同町は、様々なメディアで紹介される中で「下川町と関わりたい」「下川町で何かしたい」という思いを受け取る機会が増えたものの、熱意を汲み取る受け皿が整っておらず、熱意が具体化せず、双方フェードアウトしてしまう関係性が多く見られていたという。

こうした状況を鑑み、同町では今回、移住以外の具体的な選択肢と、より「手触りのあるつながり」を育むプラットフォームとして、有料のオンラインコミュニティ「シモカワベアーズラボラトリー」を開設する。

同町は、町面積の9割が森林という、約3,300人が暮らす町。
北北海道に位置し、夏は30度近くまで上がり、冬はマイナス30度まで下がる。
人口減少による担い手不足や、事業者の高齢化、後継者不足といった課題を抱えつつも、同町を選ぶ人々は増えており、ここ数年は社会増減がプラスに転じ始めているという。

今回開設する「シモカワベアーズラボラトリー」は、オンライン上で人と人がつながり、学び、実践するためのコミュニティ。
同町の様々な取り組みや、町内での仕事紹介、物件情報、なかなか表立って出てこない地域課題について情報提供をしながら、「何かやりたい」の「何か」を見つけ、地域とのつながりを育むとしている。
メインは有料コミュニティとし、無料でも参加できる場を
Facebookグループに設定する。

もともと「シモカワベアーズ」は、起業を前提として着任する地域おこし協力隊と、そのメンバーをサポートするプロジェクト全体のことを指していたという。
2017年度から募集を始め、2018年度、2019年度と、合わせて計3名のベアーズが同町内で活動している。

「シモカワベアーズラボラトリー」の募集人数は30名(規約に要同意)、参加費は月額1,000円。
ウェブサービス「note」のサークル機能を使用、トピックごとに掲示板を作り、そこにコメントする形での参加となる。
運用予定は2020年3月から1年間(2021年3月末まで)、次年度の運用については別途連絡するとしている。