【ニュース】 CSA travel、「ビル泊」を3月下旬にグランドオープン、商業ビルの空きフロアをリノベーションし、全室スイートクラスの客室として提供 静岡県静岡市

2020.03.03
宿泊事業・飲食事業・温浴事業などを手掛ける株式会社CSA travel(静岡市葵区、小島孝仁社長)は、静岡市内で「ビル泊」を3月下旬にグランドオープンする。

「ビル泊」とは、静岡市の中心街に点在する商業ビルの空きフロアをリノベーションし、活用する宿泊事業。
全室スイートクラスの客室として提供、チェックインなどのフロント業務を行うレセプションは、JR「静岡」駅地下直結・徒歩約5分のビル内(静岡市葵区紺屋町1-5協友ビル地下1階)に設置する。

同事業は、同社と静岡市中央商店街連合会が協力して実現した事業。
経済産業省の「商店街活性化・観光消費創出事業」にも認定されている。

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同社の親会社・株式会社CSA不動産(静岡市葵区、小島孝仁社長)は、静岡市の駅前を中心とした市街地で事業用不動産の賃貸業を中心に事業を展開してきた。
長年に渡り商業地として栄え、静岡市の経済を支えてきた駅前中心市街地も、近年の人口減少と消費需要停滞の煽りを受け、現在はシャッターが降りたままの状態が目立ってきたという。
特に路面店舗ではない2階以上の区画は、歩行者の視線に入りづらく、外から店内の様子がわからないため、消費者の入店ハードルが高いこともあり、入居率は低い傾向にある。

一方、静岡県は年間を通じて温暖な気候に恵まれ、多くの豊かな自然を共有し、まぐろ、桜えび、うなぎ、お茶、みかんといった特産物を持つなど、観光資源に富んだ場所。

同事業では、こうした観光資源を活用し、既存ホテルには少ない全室50㎡超の滞在型ホテルを展開することで、従前のままの宿泊拠点では訪問先の候補になり得なかった客層を見込む。

今回、グランドオープンするのは4物件。
各部屋の広さは55~99㎡、最大7人まで宿泊可能。
屋上テラスが付いた部屋や、一棟貸しのビルなど、それぞれ異なった趣向の部屋を用意したという。