【ニュース】 料亭「山荘 京大和」とハイアット、料亭をリニューアルし、敷地内のホテル「パークハイアット京都」と合わせて10月30日にオープン 京都府京都市

2019.05.31
創業142年の料亭「山荘 京大和」(京都市東山区)とハイアットリソースキャピタルジャパン合同会社(東京都千代田区、坂村雅彦代表)は、「山荘 京大和」をリニューアル、敷地内のホテル「パークハイアット京都」(京都市東山区)と合わせて10月30日にオープンする。
同ホテルは、国内のパークハイアットとしてはパークハイアット東京に次ぐ2施設目。

「山荘 京大和」と「パーク ハイアット京都は、京都・東山三十六峰を背に高台寺のねねの道を下り、世界遺産・清水寺へ至る二寧坂に面したロケーション。
敷地からは京都市街と八坂の塔を同時に眺望できる。
ホテルの建物は周囲の街並みや景観に合わせた低層建築で設計したほか、「山荘 京大和」は地元京都に深く根差した建築や職人技を取り入れながら、もともとあった歴史的建築物や日本庭園などはそのまま保存・復元。
とりわけ江戸時代から続く茶室「送陽亭」は敷地内にある最も古い建造物となる。

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「京大和 翠紅館」の歴史は古く、延暦元年(782年)、名刹正法寺の塔頭東光寺がはじまりとなり、鎌倉時代には宮中の雅楽師・鷲尾中納言が所有、その後、西本願寺に寄進された。
江戸末期には、尊王攘夷派の桂小五郎など各藩志士代表者の会議が翠紅館で催され、現在の建物は京都市の歴史的建築物に指定されている。

「京大和」は、明治10年(1877年)、阪口うしにより大阪で大和屋を開業の後、3代目当主の祐三郎により昭和24年(1949年)に料亭として同地に開業。
現在は6代目で、四季折々の料理と庭園で季節の移ろいが楽しめるほか、ホテルグランヴィア京都に天ぷら処「京林泉」、都ホテル京都八条に日本料理「京大和屋」を出店している。

「山荘 京大和」の所在地は京都市東山区高台寺桝屋町359、「パークハイアット京都」の所在地は京都市東山区高台寺桝屋町360、交通はJR「京都」駅より2.5km、タクシーで約15分。
敷地面積は8,796.47㎡、延床面積は1万4,142.63㎡。
建物は地上2階地下4階。
「山荘 京大和」は全7室、「パークハイアット京都」は全70室。