【ニュース】 アットホームと応用地質、地盤に関する情報を分かりやすく把握できるサービスを共同で開発、6月より全国のアットホーム加盟店に向けて提供を開始 東京都大田区

2019.05.09
アットホーム株式会社(東京都大田区、鶴森康史社長)と応用地質株式会社(東京都千代田区、成田賢社長)は、地盤に関する情報を分かりやすく把握できるサービスを共同で開発、6月(予定)より全国のアットホーム加盟店に向けて提供を開始する。

近年、地震に伴う液状化の問題や、複雑な地質構造に起因する建物の施工事故の報道などにより、「地盤リスク」に対する関心が高まっているが、戸建て住宅などの地盤の情報は、通常は土地購入後に宅地の地質調査を行うまで分からないことも多く、土地や住宅の購入希望者は不安を抱えたまま検討しているのが実情だという。

応用地質は、全国約50万カ所のボーリングデータ等を保有する地盤・地質調査会社。
アットホームは、全国5万5,000店以上の不動産会社が加盟する不動産情報サービスを提供している。

今回、両社が共同で開発した同サービスは、互いの強みを活かし、不動産取引の際に不動産仲介会社が、専門知識を持たない土地所有者や購入検討者に地盤の状況と必要な補強に関する情報を分かりやすく提供するというもの。

同サービスでは、実際の地盤調査データをもとに、応用地質の「3次元地盤解析システム」を使用した地盤モデルを活用し、指定した戸建て住宅などの宅地に想定される地盤リスクと補強工法に関するレポートを作成する。
既に住宅などが建っている土地についても、手間をかけずに地盤の概要を知ることが可能だという。