【ニュース】 三菱地所とサイバーエージェント、「サンシャインシティ」などでコミュニケーションロボットを活用した接客対応の実証実験を実施 東京都豊島区
2019.04.09
三菱地所株式会社(東京都千代田区、吉田淳一社長)と株式会社サイバーエージェント(東京都渋谷区、藤田晋社長)は、人手不足時代の到来やインバウンドの増加を見据えた接客現場でのロボット活用について、ロボットならではのコミュニケーションの可能性を検証する接客対応の実証実験を共同で実施する。
第1弾では、コミュニケーションロボット「Sota®(ソータ)」を活用した実証実験を、三菱地所グループの複合施設「サンシャインシティ」(東京都豊島区)で4月8日より開始。
第2弾では、同じくコミュニケーションロボットの「RoBoHoN(ロボホン)」と「Pepper(ペッパー)」を、三菱地所グループのロイヤルパークホテルズアンドリゾーツが運営するホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 大阪北浜」(大阪市中央区)で6月7日に設置する。
第1弾では、4月8日~26日の期間、「サンシャインシティ」専門店街アルパ地下1階広小路案内所に「Sota®」2体を設置。
「Sota®」はセンサーと連動し、人が近づいた際にそれぞれ声掛け・案内と別の役割で発話し、施設の案内を行う。
日本語・英語・中国語の対応が可能。
案内を担当するロボットは、タッチパネル式ディスプレイでの表示を、発話やモーションを交えながら案内する。
サイバーエージェントはこれまでも、大阪大学大学院基礎工学研究科との共同研究講座で、ロボットなど対話エージェントによる接客対話の自動化に関する研究開発を進めてきた。
一方三菱地所は、「ロボットを活用した豊かな街づくりに向けた取り組み」を積極的に推進し、人手不足等の社会課題を解決するため、様々な施策を進めている。
今回の共同実証実験では、サービス提供側・顧客側双方の視点からロボット導入のメリットの評価を行い、三菱地所ではより満足度の高い案内体制の構築に、サイバーエージェントではロボットを活用した接客ソリューションの開発に活用していくとしている。