【ニュース】 近商ストア、とくし丸と提携し、移動スーパー「とくし丸」近商ストア3号車を大和高田店周辺で4月17日より運行開始 奈良県大和高田市

2019.04.08
近鉄グループの株式会社近商ストア(大阪府松原市、粕本源秀社長)は、株式会社とくし丸(徳島県徳島市、住友達也社長)と提携し、大和高田店(奈良県大和高田市)周辺で移動スーパー「とくし丸」近商ストア3号車の運行を4月17日より開始する。
販売商品は、食料品・生鮮食品・お惣菜・日用品等、約400品目・1,200点。

「とくし丸」は、2018年4月4日に近商ストア生駒店(奈良県生駒市)周辺で1号車の運行を開始、同年10月1日 近商ストア槇塚台店(大阪府堺市南区)周辺で2号車の運行を開始している。
販売パートナー(個人事業主)による運行は今回の3号車が初めてだという。

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昨今、日本では「買物弱者(買物難民)」と言われる日常の買物に不自由する人たちが激増しており、農林水産省が2018年6月に取り纏めた食料品アクセス困難人口(店舗まで直線距離で500m以上かつ65歳以上で自動車を利用できない人)の推計では、2015年時点で約825万人に上る(出典:2018年6月8日農林水産省発表「食料品アクセス困難人口の推計結果の公表」)。

近商ストアでは、地域密着型のスーパーマーケットとして、これまでも主に奈良県北部の店舗を中心に、店頭での購入商品を自宅まで届ける「宅配サービス」や、買物を終えて帰るタクシー代の一部を負担する「楽タクサービス」等を通じ、利用客の買物サポートに取り組んできた。

移動スーパー「とくし丸」の運行は、利用客への更なる買い物サポートを目指して開始したもので、個別に訪問して販売を行うため、一人暮らし高齢者の「見守り役」にもつながるとしている。
また、「買物」という行為は、生活の中の「お楽しみ」でもあることから、現物を「見て・触って・感じて・選んで」もらえる「とくし丸」の運行を通じ、より多くの利用客に買い物本来の楽しみを感じてもらいたいという。

近商ストアでは今後も他店舗での運行も検討しており、将来的に計20台の運行を目指す。