【ニュース】 西日本ジェイアールバスなど3者、高速バスを利用した貨客混載を活用し、金沢産の農産物などを都内に配送 石川県金沢市

2019.02.13
西日本ジェイアールバス株式会社(大阪市此花区、野中雅志社長)・金沢市農業協同組合(石川県金沢市、橋田満組合長)・株式会社アップクオリティ(東京都新宿区、泉川大代表)の3者は、金沢産の農産物(加賀野菜)などの販路拡大を図るため、高速バスを利用した貨客混載を活用し、2月18日より「産地直送あいのり便」として金沢産品を都内へ輸送する。

同事業は、「大丸有(だいまるゆう)フードイノベーション」の一環として実施するもの。
生産量が少ないことや自動車運送事業の担い手不足などにより、都内での流通量が少ない伝統野菜・希少野菜(加賀野菜)などの金沢産品を、JA金沢市が運営する直売所「ほがらか村」が集荷し、西日本JRバスが運行する高速バス(金沢エクスプレス号「金沢~新宿線」)の車両のトランクスペースを活用し、定期的に都内へ輸送する。

「大丸有(だいまるゆう)フードイノベーション」とは、東京・丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町地区)で、全国農業協同組合中央会・農林中央金庫・三菱地所株式会社・一般社団法人大丸有環境共生型まちづくり推進協会の4者が、経営資源やネットワークを活用し、日本全国の生産者やJAと、丸の内エリア就業者や飲食店舗との連携を実現し、「食」「農」の分野で新たな価値創造に繋がる仕組みを構築するプロジェクト。
2017年3月に4者が連携協定を締結し、スタートした。

今回対象となる「産地直送あいのり便」は、金沢エクスプレス2号(金沢駅9時30分発~17時22分バスタ新宿着)・金沢エクスプレス6号(金沢駅22時10分発~6時12分バスタ新宿着)。
実施開始日は2月18日より。
実施日は月に4便程度(当面はイベント開催にあわせて実施)。
農産物などの積み込みは、西日本JRバス金沢営業所構内で実施、配送には専用の保冷ボックスを使用して輸送する(1便あたり4ケース程度積載予定)。