【ニュース】 東急不動産など、物流施設「LOGI’Q三芳」を着工、安心・安全で地域に調和した先進的な物流施設を目指す 埼玉県三芳町

2018.12.05
東急不動産株式会社(東京都港区、大隈郁仁社長)はこのほど、物流施設「LOGI’Q三芳」(埼玉県三芳町)を着工した。

同施設は、株式会社ecoプロパティーズ(東京都港区、片地格人代表・福島雅代表)がアセットマネジメント業務を受託し、東急不動産他が共同出資する三芳町プロパティーズ特定目的会社を建築主とするもの。
東京外環自動車道「大泉」ICより約13km、関越自動車道「所沢」ICより約4.2km、同「三芳スマート」ICより約2.5kmに位置する。
アスクル株式会社(東京都江東区、岩田彰一郎社長)のニーズに合わせた物流施設を建設する予定で、2020年1月の竣工を目指す。

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建物の外観は、「にほんの里100選」に選ばれた三富新田(さんとめしんでん)をデザインモチーフに取り入れ、地域の風景に溶け込む施設デザインとした。
前面道路に面した外構部には、地域の人が安らげる緑溢れる遊歩道を計画。
また、施設内では眺めの良い厨房付き食堂や屋上庭園も計画、働く人へ憩いの場を提供するという。

安全面では、平成30年3月の国土交通省からの告示を遵守し、「弱電耐火ケーブル」の採用による感知器用ケーブルの短絡(ショート)防止措置と、断路器の設置による短絡の局限化措置を実施。
同じく平成30年3月に消防庁から発表されたガイドラインに従い、非常用進入口を建築基準法上求められる3階以上に加え、2階の全防火区画にも設けることで、火災時の消防隊の内部進入を支援する措置を施した
更に、ガイドラインに則り、外周部に接していない防火区画にスプリンクラー設備を設置することに加え、一部の外周部に面する区画にもスプリンクラー設備を追加することで延焼を防ぐなど、火災拡大を防ぐ対策を実施し、安心・安全で地域に調和した先進的な物流施設の開発を目指す。

「LOGI’Q三芳」の所在地は埼玉県入間郡三芳町上富1163番他。
敷地面積は5万2,075.25㎡、延床面積は7万1,100.87㎡。
構造・規模は鉄骨造・3階建。