【ニュース】 岡山県、大正9年築の旧妹尾銀行林田支店を、アート・デザインをテーマとした芸術文化の交流拠点施設としてオープン 岡山県津山市
2018.10.05
岡山県は10月5日、大正9年(1920年)築で津山市指定重要文化財(平成4年指定)の旧妹尾銀行林田支店(岡山県津山市)を、アート・デザインをテーマとした芸術文化の交流拠点施設「PORT
ART&DESIGN TSUYAMA」として新たにオープンした。
指定管理者はEKG合同会社(岡山県鏡野町、飯綱洋平代表)。
一般公開は10月6日10時より。
旧妹尾銀行林田支店は、津山市城東地区から東へ約350mに位置し、木造棟やレンガ棟が混在する大正レトロの趣ある建物。
銀行そして、洋学資料館として活用されてきたが、平成21年に一旦役目を終えている。
新たにオープンした「PORT ART&DESIGN TSUYAMA」では、地元作家や地域内外のアーティスト作品やデザインプロダクトの展示・販売を行うギャラリーやイベントスペースとして整備。
気軽にアートやクラフト、デザインに触れながら、ゆったりと過ごすことのできる新たな情報発信・体験の場として、市民や観光客と地元内外のアーティストやデザイナーとの交流基地として再生する。
本館棟(ラウンジ)は、寺院建築風の外観を持ち、主用材に栂(つが)や欅(けやき)をふんだんに使用した特長ある建物。
玄関はギャラリーとして解放、自由に見学することを可能とした。
銀行当時から使用していた欅の一枚板カウンター(約8m)は見所の一つで、本館棟脇にはコーヒースタンド(テイクアウト専用)も設置、中庭や本館ラウンジで語らい、休憩することも可能。
レンガ棟(レンガギャラリー1・2、ホワイトギャラリー)は、3部屋に分かれており、貸しギャラリー、ワークショップスペースなどに活用。
また、ショップスペースを設け、地元作家の作品や地域産業プロダクトの展示販売も計画しているという。
「PORT ART&DESIGN TSUYAMA」の所在地は岡山県津山市川崎823。
敷地面積は668.11㎡、建築面積は306.37㎡。
開館時間は10時~18時、休館日は毎週火曜日など。