【ニュース】 伊豆半島、原価率7割超、ドクダミを練り込んだ「熱海温泉 毒饅頭」を発売、熱海の新名物を目指す 静岡県熱海市

2018.08.09
伊豆半島の伝統文化や希少な食材を再発掘し、新名物の創造を手掛ける伊豆半島合同会社(静岡県熱海市、布施和広社長)は8月8日、解毒作用がある和漢として知られているドクダミを練り込んだ「熱海温泉 毒饅頭」を発売した。

「熱海温泉 毒饅頭」は、国産に拘った銘菓。
饅頭の中身には国産のドクダミと本葛と小豆を使用、パッケージには国内製の桐箱と和紙を使用し、武田双雲氏の書を印字した。
縁起物として、「大吉」のみの御神籤(おみくじ)も饅頭の横にこっそり忍ばせたという。

20180809izuhanto

インパクトのある「毒」というネーミングは、ドクダミのパウダーを饅頭の生地に練りこんでいることに由来する。
生地に練り込んだドクダミは、全国各地から採取して吟味、最も餡と生地に合った兵庫県産無農薬栽培を探し出した。
その他、生地には、生産量が少なく高価な鹿児島県と宮崎県産の本葛を混ぜている。
こし餡は小豆餡で、美味しいと言われる小豆を日本全国から取り寄せた中から、北海道産を選んだという。

原料と製造にこだわることから大量生産ができず、当面は数量限定の販売となる。
桐箱と和紙、専用紙袋、全国から食材を集めた毒饅頭を足すと原価率は7割を超えるという。

販売については、熱海温泉の商店街に構え、営業日は週1日程度(曜日不定)。
近隣のイベント限定で、熱海を訪れる日本人観光客や外国人旅行者向けに、昔懐かしいリヤカー販売も行う予定としている。

「熱海温泉 毒饅頭」の内容量は4個、販売価格は税込1,500円。