【ニュース】 温故知新、九州屈指の高級旅館「海里村上」の事業を承継し運営を開始 長崎県壱岐市

2018.08.03
株式会社温故知新(東京都新宿区、松山知樹代表)は8月1日、九州屈指の高級旅館「海里村上(かいりむらかみ)」(長崎県壱岐市)の事業を承継し、運営を開始した。
同社による直営施設は、「瀬戸内リトリート青凪」(愛媛県松山市)に続き2施設目。

同社では、前オーナーが大切にしてきた「想い」を繋ぎながら旅館の運営をシームレスに承継、設備投資を含め、運営全般を段階的にブラッシュアップし、国境離島・壱岐の活性化に貢献したいとしている。

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風光明媚な湯本湾を望む「海里村上」は、かつて福岡の財界人が資金を拠出し合って作った特別な会員制施設。
2006年に前オーナーがその施設を買い取り、旅館「海里村上」としてリニューアルオープン、海の眺めと地域素材をふんだんに活かした料理が評判を呼び、2009年度にはJTBのサービス優秀旅館・ホテルで最優秀旅館賞を受賞するなど、九州でも指折りの名旅館となった。

しかし、業績不振ではなかったものの、前オーナーが体調面を理由に引退を決意、後継者不在が課題となっていたという。
購入金額は非公開だが、前オーナーが手塩に掛けてきた名旅館を手放すのに安すぎず、新オーナーが将来の事業性を考えた場合に高すぎない水準だとしている。

「海里村上」の所在地は長崎県壱岐市勝本町立石西触119-2、交通は博多港より高速船70分・下船後タクシーで15分、壱岐空港よりタクシーで15分。
建物面積は3,130㎡、客室数は15室。