【ニュース】 ビズリーチと七尾街づくりセンター、事業承継プロジェクトを開始、七尾市で後継者を探している事業者が外部から後継者を募集 石川県七尾市
2018.07.26
株式会社ビズリーチ(東京都渋谷区、南壮一郎社長)は7月24日、七尾市の中小企業の経営支援を手掛ける七尾街づくりセンター株式会社(石川県七尾市、濱暉元代表)と事業承継プロジェクトを開始した。
同プロジェクトでは、七尾市で後継者を探している事業者に対し、外部からの後継者募集と事業承継M&Aのサービスを同時に提供する。
同市は、能登半島のほぼ中央に位置する天然の良港である七尾港を中心に発展。
江戸時代から明治時代には廻船問屋も多く存在し、寄港地として栄え、現在は観光業、農業・漁業、食品加工業、繊維業が中心となっている。
市内約3,500事業所の経営者の多くは、この数年で引退を迎える団塊世代以上で、2025年には2015年対比で約3割(1,150事業所)の廃業が予想されているという。
こうした状況をふまえ、県内だけで承継者を探すのは難しいため、同市では今回、同社が提供する新サービスを利用する。
7月24日には、同社が運営する求人検索エンジン「スタンバイ」上に、後継者を探している同市の15事業者が後継者や経営幹部を募集する求人サイトを開設。
同日、首都圏在住のビジネスパーソン約30人を対象に、七尾市の4事業者による後継者募集イベントを開催、事業者による事業説明の後、参加者と各事業者代表との交流会、個別相談会を実施した。
また、経営の選択肢として事業承継M&Aも視野に入れるため、4事業者向けに事業承継セミナーも同日開催した。
後継者募集イベント参加の事業者は、パリコレなどで海外高級ブランドに採用された世界最軽量生地の製造・販売を手掛ける「天池合繊株式会社」、障がい福祉サービス事業所(就労継続支援B型)「ゆうの丘」を運営する特定非営利活動法人野の花、店頭価格1個3,000円以上で売れる高級しいたけ農家「道田農園」、日本温泉遺産に選ばれた温泉宿「湯川温泉 龍王閣」。