【ニュース】 南三陸町観光協会、5月5日よりサイクリングツアーを開始、地域住民の協力により「民家への立ち寄り・交流」も実現 宮城県南三陸町
2018.04.17
一般社団法人南三陸町観光協会(宮城県南三陸町、及川吉則会長)は、5月5日(自転車の日)よりサイクリングツアー「南三陸 里山×里海サイクリング みなチャリ!」を開始する。
南三陸に暮らす住民がツアーガイドになり、地域に受け継がれる伝統や文化を紹介するというもの。
ガイドの案内で人々の暮らしや生業に触れながら、田舎の風景をゆっくりと楽しみ、コース上の民家で茶を飲みながら休憩できるスローサイクルツーリズムだとしている。
東日本大震災後、同町には震災に関わるプログラムの参加者や来町者が数多く訪れたが、徒歩や車で立ち寄られる場所は、どうしても限定されているのが状況。
同ツアーでは、震災の爪痕だけでない同町本来の魅力を楽しめる新たな観光として提案する。
ツアーの企画にあたっては、多くの地域の人々の協力のもと、地域の魅力を語れるガイドを養成し、ストーリーのあるコースを設定した。
道中では自然豊かな風景だけでなく、様々な町民と出会うことができる。
それぞれの生業や生きがいに触れることで、震災から立ち上がった強さや、自らの故郷をみんなで支える逞しさを感じられるという。
さらに、全国的にも実例が少ない「民家への立ち寄り・交流」も地域住民の協力により実現した。
お喋り好きな地域の人々と、縁側でお茶や漬物で休憩することで、地域の温かさに触れることができるとしている。
「南三陸 里山×里海サイクリング みなチャリ!」里山コース
「The Satoyama Slow Life」の距離は約12km。
アップダウンが少なく、平坦な田園風景の中を走行する。
コースの舞台となるのは、砂金や養蚕など様々な産業に従事し、自然豊かな土地の中で自立した生活を営んできた入谷地区。
この地に残る古くからの伝統や震災時に活かされた教訓などを、地域ガイドが魅力たっぷりに紹介するという。
定員は3名(最少催行人数1名)。
1人あたりの料金(税込み)は、1名参加で8,000円、2名参加で
4,000円、3名参加で3,000円。
プログラム料金には、ガイド料・自転車等のレンタル料・保険料を含む。
催行時間は、午前の部が10時~12時、午後の部が13時30分~15時30分。
予約は南三陸町観光協会公式予約サイト「みなたび」より。