【ニュース】 ウメタニ、音楽スタジオ「STUDIO 1812」を4月8日にオープン、アナログとデジタルをミックスした新しい録音技術「ハイブリッドミックス」で地元アーティストを応援 兵庫県西宮市

2018.04.04
畳・内装工事を手掛ける株式会社ウメタニ(兵庫県西宮市、梅谷一弘代表)は、酒蔵通り沿いの同社敷地内(兵庫県西宮市)で、レコーディングスタジオ「STUDIO 1812」(スタジオイチハチイチニ)を4月8日にオープンする。

特徴は、レコーディングプロデューサー兼エンジニアの梅谷社長が考案した、デジタル音源とアナログ音源を同時に録音し、1曲に編集できる「ハイブリッドミックス」と名付けた録音技術。
同技術では、音の深みや厚みがあるアナログ録音をベースに、チャンネル数を無制限に追加できるデジタル録音の強みをいかしたクリアで繊細な音をミックスすることで、アナログでもデジタルでも出せないサウンドを1曲に編集できるという。
他の録音スタジオでは提供出来ない、同スタジオの強みとしてサービスを提供するとしている。

また、地元アーティストには、クオリティの高い録音を廉価で提供。
オーディション音源の作成に活用してもらい、地元アーティストの夢の実現を強力にバックアップするという。

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同スタジオは1919年(大正8年)に創業し、99年の歴史をもつ老舗畳店の「サウンド部門」。
幼少時代から音楽に慣れ親しんだ四代目の梅谷社長が、自身の音楽を本格的な機材を使って録音し始めたところ、周囲から高い評価を受け、2009年に同スタジオの前身となる音楽レコーディング・編集スタジオ「和室」の運営を開始。
「スタジオ和室」では、古いカセットテープやMD・VHS等の音源を一括してCD・DVD化するサービスを提供してきたという。
その後9年の実績を積み、社屋の立て替えを機に、新事業として今回のスタジオを設立した。

同施設のコンセプトは「最高の音をクラシカルな雰囲気で上品に録音できるスタジオ」。
施設として使用する建物の1階部分は鉄骨構造で、防振・防音のため浮床・浮壁・浮天井工法を採用。
壁は厚さ45センチの防音壁で外部からの振動・騒音に備えた。

施設面積は約14.5坪で、Aホール約10坪とBスタジオ約4.5坪が隣接して連携する仕組みとした。
主にレコーディングを行うAホールは、内装を木目調に統一、コンサートホールをイメージし、着席で最大31人を収容可能で、コンサートスペース・リハーサルスペースとしても利用可能。
Bスタジオは、Aホールで演奏している音を録音・即時編集可能なほか、録音ブースとしても利用可能とした。
現在主流のデジタル録音だけでなく、複数台のオープンリールを駆使したアナログ録音設備も完備し、「ハイブリッドミックス」と名付けた録音技術を提供する。