【ニュース】 JR西日本と南海電気鉄道、なにわ筋線の民間出資必要額330億円の全額を2社で負担 大阪府大阪市
2018.04.02
西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、来島達夫社長)と南海電気鉄道株式会社(大阪市浪速区、遠北光彦社長)は、なにわ筋線事業を手掛ける関西高速鉄道株式会社への民間出資必要額330億円の全額を2社で負担する。
なにわ筋線事業の総事業費は3,300億円。
このうち2割(660億円)を出資金とし、大阪市が25%(165億円)・大阪府が25%(165億円)・JR西日本が22%(145億円)・南海電気鉄道が28%(185億円)を負担する。
同事業では、なにわ筋線によってもたらされる関西空港へのアクセス強化、新大阪や大阪都心部と大阪南部地域などとの直結、広域的な観光拠点間の交流の誘発、うめきたエリアの拠点性向上や中之島エリアのまちづくり促進、なんばエリアへのアクセス性の向上などの効果により、関西の成長に資する鉄道ネットワークの充実を目指す。
両社は引き続き、大阪府・大阪市と連携し、早期事業化に向け、関係先と協議・検討を進めていくとしている。