【編集部取材】 成田空港周辺にひしめく大規模ホテル。「飛行機に乗らない」宿泊客もターゲットに。 千葉県成田市

2018.02.26
東横イン成田空港(1,384室)
マロウドインターナショナルホテル成田(801室)
ホテルマイステイズプレミア成田(711室)
ホテル日航成田(685室)
ヒルトン成田(548室)
ラディソン成田(490室)
成田ビューホテル(489室)
成田東武ホテルエアポート(484室)
インターナショナルガーデンホテル成田(463室)
アパホテル京成成田駅前(458室)
ANAクラウンプラザホテル成田(396室)
成田ゲートウェイホテル(307室)

これは、2018年2月現在、成田市に立地する客室数300室規模以上のホテルである(各ホテルの客室数は楽天トラベルより)。
その数は12ホテル、7,200室超に及ぶ。

人口13万人規模の中小都市で、これだけ大規模なホテルが「密集」している場所は、国内では他に例が無いだろう。
もちろん、この地にこれだけの「需要」が発生しているのは、この地に巨大国際空港「成田空港」が存在するからに他ならない。

20180226成田市

しかし、本来は「空港に依存する施設」だったこれらのホテルも、大規模ホテル故のスケール感や、国際空港至近故の高級感などから、近年ではホテル自体が新たな需要の「発生源」となりつつある。
とくに数多くの大規模ホテルが覇を競う成田市では、館内施設や付帯サービス、宿泊プラン等での「競争原理」も働きやすい。

昨今では、こうした「市場特性」を敏感に察知した一部のユーザーが、首都圏近郊の手軽なリゾートホテルとして、成田市の大規模ホテルを選択肢のひとつに挙げ始めている。
成田空港が存在する成田市は、もともと都心からの交通手段が発達しているうえに、空港や空港駅から各ホテルへのシャトルバスも充実。
しかも成田市の大規模ホテルには、リゾートホテルに遜色ない館内設備があり、国際空港至近故の華やいだ雰囲気が味わえるうえに、都内のシティホテルに比べ、季節やプランによっては割安な料金で利用できるためだ。

こうした中、「飛行機に乗らない」宿泊客の取り込みに注目し、一風変わった宿泊プランを展開するホテルも出始めた。

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