【ニュース】 大京など、「秋田市中通における日本版CCRC拠点整備事業」に参画、「秋田市中心市街地活性化」「地域住民の健康増進」「上質な住まいの提供」への寄与を目指す 秋田県秋田市
2018.02.16
株式会社大京(東京都渋谷区、山口陽社長)・秋田不動産サービス株式会社(秋田県秋田市、米田和太郎社長)・ミサワホーム株式会社(東京都新宿区、磯貝匡志社長)の3社は2月9日、秋田市中通二丁目地区優良建築物等整備事業に関する「住宅保留床取得者基本協定書」を締結した。
秋田県では、少子高齢化の進行や若者(15歳~24歳)を中心とした県外転出による人口減少(減少率4年連続全国1位)といった課題を抱えている。
同事業は、同県の「あきた未来総合戦略」、秋田市の「第二期中心市街地活性化基本計画」、秋田商工会議所の「中期行動計画」に基づく民間事業で、「日本版CCRC(Continuing Care Retirement Community)」の整備を進めるもの。
首都圏や秋田県内郊外等の地域に住む中高年齢者が、まちなかに移り住み、地域の多世代の住民と交流しながら健康でアクティブな生活を送り、必要に応じて医療・介護等を受けることができるような秋田駅前街区の拠点整備を実施するとしている。
同事業では、秋田県や秋田市の政策をベースに、秋田駅近くの中心市街地という好立地を生かして駅前ランドマークにふさわしい建物を建設。
建物内にさまざまな民間機能等を導入することで、駅前から続く商店街や近隣公園を含めた中心市街地の賑わいや活性化を促す。
さらに、周辺の医療機関や介護施設との連携を図り、スマートウェルネスや地域包括ケアの実現を目指すほか、付加価値の高い住まいを提供することで新しい人の流れを作り、地域で安心して健康に生活することのできる環境づくりに取り組むとしている。
同事業のうち、住宅保留床部分については、大京・秋田不動産サービス・ミサワホームが3社で進める。
大京は同事業で、秋田駅前に建設される複合ビル(商業・業務・住宅・駐車場)の住宅保留床を取得し、分譲マンションを供給する予定(2020年竣工予定)。
グループで培ってきたマンション開発・管理・再開発事業の知見を生かし、公民連携による「秋田市中心市街地活性化」「地域住民の健康増 進」「上質な住まいの提供」に寄与することを目指す。
「秋田市中通二丁目地区優良建築物等整備事業、秋田市中通CCRC拠点整備事業」の計画地は秋田県秋田市中通二丁目地区(秋田駅西口より徒歩約5分)。
敷地面積は約1,000㎡(予定)、延床面積は約8,200㎡。
建物規模は地上17階建て(予定)。
施設は、分譲・賃貸住宅、金融機関、医療機関、介護事業所、地域交流スペースなど。