【ニュース】 とやま観光推進機構と魚津市、魚津市の若手料理人による地元産食材を使用したコース料理の試食会を東京で開催 富山県魚津市
2017.11.24
公益社団法人とやま観光推進機構(富山県富山市)と魚津市は、魚津市の若手料理人による地元産食材を使用したコース料理の試食会を東京都板橋区の飲食店「うおづや」で11月20日に開催した。
両者は今年度より、「食の街・魚津」のブランド化を目指す「『魚津の食』磨き上げ支援プロジェクト」に取り組んでおり、同イベントもその一環。
富山県東部、人口4万人の港町・魚津市は、市内10店の飲食店が「ミシュランガイド富山 石川(金沢)2016特別版」に掲載されているほか、全国の若手料理人のコンテスト「RED U35」でも入賞する料理人を輩出するなど、食どころ富山県の中でも、食の魅力の集積地になっているという。
同市では今年4月、市内の若手料理人8名が、富山県東部・新川地域の食文化を受け継ぎ発信する「新川食文化研鑽会」を結成。
両者は同団体の活動に対し、マーケティングやブランディングでバックアップ、実践マーケティングを専門研究としている法政大学経営大学院イノベーション・マネージメント研究科の小川孔輔教授やゼミ生とも連携を図り、官民学一体の事業として推進している。
今回開催した試食会には、第1部(午後)で中板橋商店街関係者等(10名)、 第2部(夜間)で応募のあった東京在住の一般客(25名)が参加。
イノシシと源助大根の酒粕煮、宝楽焼き入善ネギみそディップ、ばい飯などが提供された。
使用食材は、新川地区で水揚げされた海の幸、加積林檎、幻魚(げんげ)、富山米新品種「富富富」など。
参加者からは「富山県は魚しかないと思っていたが、今回イノシシを使った料理などの提供があり、魚津市の新たな魅力を発見できた。」「幻魚のとろける触感が印象的だった。今まで富山の食材は、例えば海鮮丼などのイメージしかなかったが、そのイメージとは異なる、繊細で高級なコース料理だった。」といった声が寄せられた。