【ニュース】 JR東日本大宮支社、埼玉大学との埼京線沿線活性化の取り組みを拡充、新たに県産食材による弁当の開発や食育ワークショップなどを実施 埼玉県さいたま市
2017.09.15
東日本旅客鉄道株式会社大宮支社(さいたま市大宮区)は今年度、埼京線の沿線活性化を目指し、国立大学法人埼玉大学(さいたま市桜区)と連携して2016年度に実施した「課題解決型インターンシップ」に加え、「埼玉県産の食材を活用したお弁当の開発・販売」「沿線保育園での食育ワークショップ」を実施、埼京線沿線活性化の取り組みを拡充する。
「埼京線沿線のまちづくりに関する課題解決型インターンシップ」では、埼玉大学基盤教育研究センター(石阪督規教授)をパートナーとし、沿線まちづくりに関する種々の課題を共有後、その解決に向けた講義やグループディスカッション、フィールドワーク、地域とのワークショップ等を、9月から全15回実施。
最終回は学生による提案発表会を開催するという。
講義初日は9月28日の14時40分~17時50分(以降は毎週木曜日開講が基本)、提案発表会は2018年2月6日。
実施場所は、講義は埼玉大学 大学会館ラーニングコモンズ、提案発表会はJR東日本大宮支社。
定員は20名程度。
今回、「課題解決型インターンシップ」で埼京線南与野駅~与野本町駅間を舞台に取り組む3つのテーマは、「子育てにやさしいまちづくりの推進」「多世代コミュニティの拠点づくり」「まちのスペース活用事業」。
「子育てにやさしいまちづくりの推進」では、母親の孤立解消、子育て情報交換スペース等、沿線における育児環境の改善についての提案を、「多世代コミュニティの拠点づくり」では、沿線に関わる様々な世代の人々が特技を発揮して連携を図り、自発的に地域を活性化する仕組みの提案を、「まちのスペース活用事業」では、地域のまちづくりを促進するため、まちのスペースの有効活用策の提案をそれぞれ実施する。
「埼玉大学の学生と共同開発したお弁当の販売」では、地元埼玉県の食材による地産地消の取り組みを深めていくため、教育学部家政教育講座食品学研究室(上野茂昭准教授)をパートナーとし、栄養学に関する授業カリキュラムの中で、学生が考案したアイデアをもとに弁当を2種類開発した。
いずれも埼玉県産食材や栄養バランスにこだわった内容で、エキュート大宮で9月23日~2017年11月下旬予定の期間限定販売を行う。
「沿線の保育園での食育ワークショップの開催」では、JR東日本グループの子育て支援事業「HAPPY CHILD PROJECT」の一環として、教育学部家政教育講座食品学研究室(上野茂昭准教授)、および同学部乳幼児教育講座(寺薗さおり准教授)をパートナーとし、とだ虹保育園(社会福祉法人日の出福祉会)で、食の大切さを伝える紙人形劇と埼玉県産野菜を使用したお料理ワークショップを実施する。
紙人形劇と料理のレクチャーは埼玉大学の学生が行う。
開催日時は2017年11月11日の10時~13時(予定)。
開催場所は「とだ虹保育園子育て支援センター」(埼玉県戸田市川岸3‐9‐22)。
申込方法は、とだ虹保育園に電話または直接来園のうえ申し込み。
定員は先着親子10組(参加費は無料)。