【ニュース】 YAMAGATA DESIGN、サイエンスパークの宿泊滞在複合施設名称を「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE」に決定、スタッフの募集を開始 山形県鶴岡市
2017.08.09
YAMAGATA DESIGN株式会社(山形県鶴岡市、山中大介代表)は、サイエンスパーク(山形県鶴岡市)で、2018年夏に開業予定の宿泊滞在複合施設の名称を「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE」(ショウナイ ホテル スイデン テラス)に決定した。
あわせて施設の名称とロゴを公開、スタッフの募集も開始した。
サイエンスパークでは、慶應義塾大学先端生命科学研究所を核に、人工合成クモ糸繊維の開発で知られるSpiber株式会社や、うつ病のバイオマーカーの開発で知られるHMT株式会社などのバイオベンチャーが続々と誕生。
地方創生のモデルと言われている。
今回の同施設は、プリツカー賞を受賞した建築家の坂茂氏が設計を担当。
周辺の田園風景に調和する、木造低層の客室棟が並ぶ特徴的な外観とする。
同施設のコンセプトは、「自然体で過ごす交流と滞在の拠点」。
里山ビオトープに浮かぶ木造で、低層の温もりある空間設計が特徴。
日本有数のインキュベーションエリアとして成長を続けるサイエンスパークに立地し、ビジネスや観光といった用途に関わらず、これからの山形庄内が世界から客人を招くための環境を整えることを目的としている。
窓から見える田園風景と過ごす時間が、訪れた人々と地域の深い交流を実現するという。
宿泊施設は、共用棟と3つの客室棟で構成。
最大の特徴は「寛げる広さ」で、約150部屋の客室はダブル(22㎡)とツイン(29㎡)をベースに最大65㎡とし、利用目的や人数にかかわらず、すべての人々がゆったり過ごすことができるように設計した。
レストランのコンセプトは「地域食材・無添加調理」。
食の都庄内の素材の美味しさを感じる料理を提供する。
屋内屋外一体型で利用が可能な月山一望のオープンテラスが特徴で、天気の良い日には開放的な空間で料理やお酒、パーティなどを楽しめるという。
天然温泉は、美しい木造の大屋根の下、地下1,200mから汲みあげる天然温泉(ナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物温泉)。
露天風呂からは、月山を望むことが可能で、天然温泉施設の下層部にはランニングマシンを中心としたフィットネス機器を設置。
宿泊施設のフロントでウェアや靴の貸し出しを行い、誰もが気軽に走り出すことが可能だとしている。
ビジネスラウンジには、サテライトオフィス環境と会議室を完備。
出張で庄内を訪れた人々に、地域での「居場所」を提供すると共に、宿泊施設との連携により都心部のベンチャーや企業の研修合宿需要への対応も行うという。