【ニュース】 三井ホーム北海道、緩和ケアクリニック・恵庭の複合医療施設「恵庭コミュニティービレッジ ピッセ」が6月23日に完成 北海道恵庭市
2017.06.20
三井ホーム株式会社(東京都新宿区、市川俊英社長)は、グループ会社の三井ホーム北海道株式会社(札幌市東区、田口修社長)が建築する緩和ケア複合医療施設「恵庭コミュニティービレッジ ピッセ」(北海道恵庭市)が、6月23日に完成すると発表した。
同プロジェクトは、「在宅緩和ケアの推進」と「高齢者が最後まで安心して暮らせる場所の提供」を目的として、事業主が自ら所有する北海道恵庭市の約2万2,000㎡のうち約6,000㎡を開発し、サービス付き高齢者向け住宅棟、クリニック棟、デイケア棟の3棟を1つの敷地に集約する形で計画したもの。
北海道内では希少な緩和ケアセンター的機能を有した複合医療施設となる。
事業主の医療法人社団緩和ケアクリニック・恵庭(北海道恵庭市、柴田岳三理事長)は、「高齢者にとって住み慣れた木造建築物と木のもつぬくもりは、心身のケアにつながる」との想いから、3棟全て木造での建築を希望。
医療施設系建築の経験を豊富に有する同社グループの三井ホーム北海道が建築を受託した。
同医療法人は、北海道における緩和医療の先駆者として、2010年緩和ケアクリニック・恵庭を開設。
恵庭市を拠点に、訪問診療など一般在宅療養患者の支援をはじめ、がんや難治性疾患などによる辛い痛みに対する症状の緩和ケア(ホスピスケア)、セカンドオピニオンを含めた治療法や治療場所など、各種相談に応じている。
同物件では、広い敷地を活かし、在宅で24時間緩和ケアを提供できる医療・看護・介護施設に加え、サ高住を整備することで緩和ケアセンター的複合施設を目指したという。
「恵庭コミュニティービレッジ ピッセ」の建築地は北海道恵庭市白樺町3丁目22-1、23-1、24-1。
敷地面積は、高齢者住宅棟が3,386.85㎡、クリニック棟が
1,639.67㎡、デイケア棟が921.50㎡。
延床面積は高齢者住宅棟が997.54㎡、クリニック棟が244.65㎡、デイケア棟が251.69㎡。
階数は高齢者住宅棟(26戸)・クリニック棟が2階建、デイケア棟が平屋。
工法は木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)。