【ニュース】 森トラスト、旧山崎種二氏別邸「山種寮」を取得、エリア初となる外資系ラグジュアリーホテルの開業を目指す 静岡県熱海市

2017.06.14
森トラスト株式会社(東京都港区、伊達美和子社長)は、日本初の日本画専門美術館の創設者・山崎種二氏の別邸として1936年に造られた「山種寮」(静岡県熱海市)を取得した。

今回同社が取得した同物件は、JR「来宮」駅至近の、約1300年の歴史を誇る「来宮神社」が佇む閑静なエリアに立地。
遠方に熱海湾や初島、年間を通して開催される熱海海上花火大会を臨む高台に位置している。
約8,400㎡の敷地には、当時の姿を残す築80年以上の木造建築や、四季の移ろいを告げる和風庭園があるほか、湯量豊富な自家源泉を備えているという。

日本三大温泉の一つ・熱海温泉は、明治時代より多くの政財界・文化人等に親しまれる湯治場・別荘地として栄えてきたエリア。
また、東京から新幹線で約40分というアクセスの良さなどから、宿泊者数が過去5年で約20%増加するなど、近年、東京の奥座敷として人気の高まりを見せているという。

森トラストグループはこれまで、京都・嵐山で歴史的建物と庭園を再構築した「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」を手掛けており、現在も箱根・強羅エリアで老舗旅館「強羅環翠楼」の建物や庭園を活かしながら、高級宿泊施設への再生を検討している。
同物件でも、温泉や庭園を活用しつつ、由緒ある別荘地としての土地の歴史を活かし、エリア初となる外資系ラグジュアリーホテルの開業を目指し、開発計画を進めていくという。

物件所在地は静岡県熱海市西熱海町1丁目12-18。
敷地面積は8,366.48㎡。