【ニュース】 電子ブック作成ソフトのスターティアラボ、滝沢市のイノベーションセンター内にアプリの開発拠点を設立 岩手県滝沢市

2014.04.10
電子ブック作成ソフトの提供及びWEB制作などを手掛けるスターティアラボ株式会社(東京都新宿区、北村健一社長)は、滝沢市が運営する滝沢市IPU第2イノベーションセンター内で、アプリの開発拠点「滝沢R&Dセンター」を5月1日に設立する。
滝沢市IPUイノベーションセンターは、滝沢市が同市の経済新興を目的に建設した産学連携サポート施設。
施設隣接地には、同市に本部を置く岩手県立大学が立地している。
同大学は1998年に開学した公立大学で、日本国内の大学の中ではいち早くソフトウェア情報学部を創設。
同市や岩手県と共同で大学周辺にIT関連産業の集積を目指すなど、IT分野に注力している大学だという。


同社が同市での拠点設立を決定した理由は、これまでIT関連産業の振興に注力してきた同市の体制と、同市の整った設備環境により、効率的な事業運営が行えると判断したため。
同拠点の設立により、製品開発のスピードアップを図るほか、岩手県立大学との連携を強化し、新しい発想の創出を見込む。
また同大学の学生の育成を行うほか、ゆくゆくは技術力のある学生を採用するなど、地域雇用の創出も図っていきたいという。
同拠点では今後、電子ブックやARアプリなど主力製品の検証やWeb制作を実施、数年後には新しいアプリケーションの開発業務を行う予定としている。
滝沢市は、岩手県中部に位置し、昨年までは人口5万5,000人を有する「日本一人口の多い村」だった自治体。
2014年1月1日に滝沢村から滝沢市に昇格、合併ではなく人口増加によって村から市へと昇格した希有な市となっている。