【ニュース】 大和ハウス工業、神戸市初の「マンション建替え円滑化法」を適用した建替え分譲マンション「プレミスト六甲道」を竣工 兵庫県神戸市
2017.03.21
大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、大野直竹社長)は、「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」(マンション建替え円滑化法)を活用した分譲マンション「プレミスト六甲道」(神戸市灘区、地上14階建て、総戸数69戸、分譲戸数42戸)を2月16日に竣工、3月25日より引き渡しを開始する。
マンション建替え円滑化法は、マンションの建替えを円滑に進めるため、2002年12月に施行された区分所有法に基づく建替え決議後の手続きや手法を定めた法律。
「プレミスト六甲道」は、JR神戸線「六甲道」駅より徒歩3分に位置する、1981年に建設された分譲マンション「宮前グリーンハイツ」(地上5階建て、総戸数36戸)を、マンション建替え円滑化法の活用により建替えた分譲マンション。
新耐震基準前に建設された「宮前グリーンハイツ」は、竣工から30年以上が経過し、設備の老朽化やバリアフリーの未整備などの課題を抱えていたが、管理組合は2013年6月の管理組合総会で「マンション再生推進決議(建替え推進決議)」を可決し、同社を事業協力者として選定。
居住性能や資産価値の向上が見込める分譲マンションの再生に向けて新たなスタートを切った。
事業協力者の同社は、「宮前グリーンハイツ」建替えの際に居住者の負担を軽減するよう、仮住まいの斡旋をはじめ、引っ越し支援、介護支援に至るまで総合的にサポート。
その後、同物件は2015年9月に着工し、分譲物件については2016年3月より販売、翌月の4月には完売した。
今後も同社は、分譲マンション建替え事業を推進し、2020年度には売上高100億円・年間200戸の建替え分譲マンションの供給を目指す。
「プレミスト六甲道」の所在地は神戸市灘区森後町3丁目5-15(住居表示)。