2017.03.14
株式会社プリンスホテル（東京都豊島区、赤坂茂好社長）は3月10日、同社が運営する「伊豆長岡温泉 三養荘」（静岡県伊豆の国市、笹尾雅洋支配人）の「本館」に関し、文部科学省文化審議会で、文化財登録原簿への登録に向けた答申が行われたと発表した。
文化庁に議決により、今年7月ごろには正式決定の見込みだという。

三養荘は、旧三菱財閥三代目社長・岩崎久彌別邸として1929年に竣工。
1936年頃に敷地を拡張し、増築工事を経て戦後西武グループの所有となり、1947年に15室の旅館「三養荘」として営業を開始している。


登録有形文化財への答申が行われたのは、三養荘｢本館｣の「玄関・茶室棟」「客間棟」「中央棟」「居間・書斎棟」「御幸の間」「待合」「露地門」の7ヶ所。
旧岩崎家別邸から別荘として造営後88年間、旅館として70年間にわたって恒常的に利用されながら、繊細な数寄屋建築を維持・管理し、現在も旅館として営業しているという。

「伊豆長岡温泉 三養荘」の所在地は静岡県伊豆の国市ままの上270、交通は伊豆箱根鉄道駿豆線「伊豆長岡」駅より車で5分。
開業は1947年10月1日（今年で開業70周年）。
客室数は36室（本館7室、新館29室）。
敷地面積は1万2,090坪、延床面積は3,347坪。
設備は宴会場3ヶ所・会議室1ヶ所・バー狩野川・ラウンジ葵・回遊式日本庭園。

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伊豆長岡温泉 三養荘