【ニュース】 JR東日本、東北観光推進機構「日本の奥の院・東北探訪ルート」事業と連携し、東北の観光案内所の整備・標準化を推進、第1弾は秋田駅の秋田市観光案内所 秋田県秋田市
2017.02.22
東日本旅客鉄道株式会社(東京都渋谷区、冨田哲郎社長)は、東北観光推進機構が国土交通大臣認定を受けた広域観光周遊ルート形成計画「日本の奥の院・東北探訪ルート」事業と連携し、同ルートを周遊する訪日外国人旅行者の受入れ体制を強化するため、ルート内の各駅の観光案内所の整備を段階的に進める。
具体的には、ルート内の各駅の観光案内所について、関係自分治体等に協力してもらいながら、外観や設備を統⼀的に整備するほか、日本政府観光局(JNTO)による観光案内所のレベル認定や無料Wi-Fi整備など、サービス内容についても標準化を図る。
さらに、同機構の協力のもと、駅構内の観光案内所だけでなくルート内の市中・観光地等の観光案内所とも情報連携し、「東北の観光案内所のネットワーク化」を図っていくとしている。
駅構内観光案内所の整備・標準化で、検討対象となるのは40駅程度。
対象は、「日本の奥の院・東北探訪ルート」の16の広域観光拠点地区の主な駅(約20駅)と、それ以外の東北エリアの新幹線停車駅(約20
駅)。
16の広域観光拠点地区とは、弘前、八甲田・十和田湖・奥入瀬、角館・田沢湖、平泉、仙台・松島、蔵王・山寺、会津・喜多方・磐梯・大内宿、酒田・鶴岡・出羽三山、白神山地、八幡平、男鹿、由利・鳥海、釜石・遠野、気仙沼、鳴子、新潟・村上。
第1弾では、3月6日にリニューアルオープンする秋田駅の「秋田市観光案内所」を皮切りに、関係自治体等に協力を得ながら、順次、整備・標準化を進める。
サービス内容は、案内カウンター(日本語・英語)、無料Wi-Fiの整備、案内用タブレット端末・パソコン等の設置、多言語での観光案内・パンフレットの配布、JNTO認定カテゴリー2(少なくとも英語で対応可能なスタッフが常駐、広域の案内を提供)など。
秋田市観光案内所(秋田駅)の設置場所は秋田駅構内改札前待合ラウンジ併設。
営業時間は4~10月が9時~19時、11~3月が9時~18時。
なお、駅構内の観光案内所だけでなく、市中・観光地等の観光案内所とも情報連携し、必要なサポートを行うことで「東北の観光案内所のネットワーク化」を図り、「日本の奥の院・東北探訪ルート」を周遊する訪日外国人旅行者を中心に受入れ体制を強化していく。
また、同機構が実施する観光案内所へのサポート内容は、多言語広域パンフレットの提供、「日本の奥の院・東北探訪ルート」や東北エリアの多言語観光パンフレットの提供、多言語電話通訳サービスの提供(東北6県及び新潟県の観光施設・宿泊施設・飲食店等に対し24時間対応の多言語電話サービスを無料で提供)、多言語周遊案内システム「Deep North Japan Concierge」の提供(ウェブサイト上で展開している多言語周遊案内システム)など。