【ニュース】 静岡市、駿府城跡天守台発掘調査の「特別な」現場見学会を2月25日に開催、駿府城跡天守台発掘調査「見える化事業」の一環 静岡県静岡市
2017.02.08
静岡市は、駿府城跡天守台発掘調査の「特別な」現場見学会を、駿府城跡天守台発掘調査現場(静岡市葵区)で2月25日に開催する。
駿府城跡天守台発掘調査「見える化事業」の一環。
今回、駿府城跡天守台発掘調査で掘り出された天守台西辺の長さは、江戸城の1.5倍。
2月25日には、発掘調査員の解説付きで、特別に堀底に降りて石垣を間近に見たり、石垣の裏側をのぞいたりと、普段は立ち入ることのできないゾーンに入ることができる「特別な」現場説明会を開催する。
現場見学会は2016年10月22日に続き2回目の開催となる。
駿府城公園では、2016年8月より駿府城の天守台の発掘調査が進められている。
今回、西側の一辺が、120年ぶりに掘り出された。
姿を現した石垣の長さは南北約68m、高さは約5.6m。
長さだけ比較しても江戸城天守台(南北約45m)の1.5倍と、その規模は目を見張るものがあるという。
同市では、駿府城跡天守台発掘調査「見える化事業」として、発掘調査現場を毎日一般公開している(年末年始を除く)が、通常は指定の見学ゾーンからの見学となる。
今回の「特別な」現場見学会で目を引くのは、調査で掘り出された巨大な石の数々。
取り壊された石垣部分に使われていたものだが、中には一辺が2mを超えるものもある。
徐々に姿を現す巨大な天守台の、本物の迫力を堪能してもらいたいという。
なお、掘り出された石垣には、今後保護用ネットがかけられる予定。
また、2月24日には、徳川みらい学会主催の講演会とセットになった現場見学会も開催される(要事前申込み)。
駿府城跡天守台発掘調査の現場見学会開催日時は2月25日の10時~、13時30分~(各回同内容・解説は15分程度)。
雨天中止・25日に1回も実施できない場合は、翌26日に開催。
会場は駿府城跡天守台発掘調査現場(駿府城公園内西北部・静岡市葵区駿府城公園1-1)。
参加費無料、申込不要。
問い合わせは、静岡市歴史文化課まで。