【ニュース】 山の木一級建築士事務所、オフグリッドによるゼロ電気住宅を実現した展示住宅を6月6日に初公開、見学会を開催 埼玉県東松山市
2015.05.28
株式会社山の木一級建築士事務所(埼玉県坂戸市、八巻秀房代表)は、比企(ひき)・入間(いるま)地域に適した家として竣工した展示住宅「ひきいるハウス」(埼玉県東松山市)を、「ゼロ電気住宅」として、6月6日に初公開、見学会を開催する。
4年前の新築当初、通常の送電線より電気を家に引き込んでいた展示住宅「ひきいるハウス」では、2011年東日本大震災による原発事故の発生を契機に、節電・省エネを促進。
太陽光発電による固定買取制度などに疑問を持ち、本来の意味で、「地域で電気を自給する暮らし」を目指し、2014年よりオフグリッド工事の試行錯誤を繰り返してきた。
2015年4月にはオフグリッド工事が完成、ゼロ電気住宅を実現したという。
同住宅は、埼玉県が進める「埼玉エコタウンプロジェクト」のモデル住宅街区内に立地。
比企(ひき)郡・入間(いるま)郡という地域にこだわった住まいで、埼玉の木を100%使い、小川町の手漉き和紙なども使用している。
手刻みの構造材や無垢材の内装材やフローリング・漆喰・珪藻土など自然素材をふんだんに使用し、合板や集成材・接着剤・塩ビクロスなどを使用せずに建てたという。
敷地内に接地した木製架台に乗る太陽光パネルで発電した電気をバッテリーに蓄電し、その電気だけで暮らす「ゼロ電気住宅」となっている。
なお、オフグリッドとは、送電線(グリッド)から離れる(オフ)という意味で、自らエネルギーを生み出し、蓄積し、消費することができる家のこと。
見学会当日は、オフグリッドに関する講演や見学会のほか、節電紙芝居やワークショップ、プレゼント企画なども予定しているという。
「ゼロ電気住宅 お披露目会」(オフグリット住宅の見学会)の開催日時は6月6日の10時~15時。
会場は「ひきいるハウス」(埼玉県東松山市市ノ川50-1)。