【ニュース】 阿見町、生涯活躍のまち構想「あみプラチナタウン」の地域再生推進法人を決定、日本初の本格的「CCRC」事業が始動 茨城県阿見町

2016.12.22
茨城県阿見町は、今年8月に内閣府より認定を受けた地域再生計画「あみプラチナタウン」(生涯活躍のまち構想)の地域再生推進法人を、一般社団法人東京霞ケ浦プラチナプロジェクト(茨城県阿見町、宮島光昭代表)に決定した。

同町は今後、地域再生協議会を開催し、生涯活躍のまち形成事業計画を地域再生推進法人とともに立案する。
地域再生推進法人となる東京霞ケ浦プラチナプロジェクトは、様々な協力法人で形成される事業コンソーシアムで、来年早々にも具体的な計画に着手をする予定。

「あみプラチナタウン」は、その立地特性を生かし、日本初の本格的
「CCRC」事業を目指し、首都圏が抱える高齢者問題を解決しながら、シルバー世代の新しいライフスタイルの在り方に取組むプロジェクト。
「CCRC」構想とは、老後、まだ健康な間に入居し、人生最期の時までを過ごす高齢者の為の生活共同体のこと。
既に米国では数千件の事例があるが、近年、日本政府も地方創生・高齢者問題の切り札として、日本版「CCRC」構想の有識者会議を立ち上げている。

従来、移住を伴う「CCRC」構想は、土着性の強い日本人には馴染みにくいとされてきたが、高齢者の意識の変化に加え、東京圏から約60kmの近距離で二つの居住地の行き来ができる同事業地は、入居者にとっては比較的垣根が低いとしている。
さらに医療や就業などについても、積極的にIOTを活用した先進的な技術を当初より組み入れ、未来型ともいえる地域再生計画を実施するという。