【ニュース】 JR西日本とファーストキャビン、キャビンスタイルの簡易宿所を運営する合弁会社を設立、西日本でスピード展開へ 大阪府大阪市

2016.12.22
西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、来島達夫社長)と株式会社ファーストキャビン(東京都千代田区、来海忠男社長)は12月22日、キャビンスタイルの簡易宿所を運営する合弁会社「株式会社JR西日本ファーストキャビン」(東京都千代田区、来海忠男社長)を設立すると発表した。

JR西日本では、非運輸業での事業創造分野拡大を目指しており、ホテル事業については、駅と周辺、市中で積極展開を進めている。
一方、ファーストキャビンは、遊休土地・不動産を利活用し、低コスト・短工期で宿泊事業を開始できるビジネスモデルを確立、「コンパクト&ラグジュアリー」をコンセプトに、飛行機のファーストクラスをイメージした新しいスタイルのコンパクトホテルを展開してきた。

今回発表した合弁会社設立は、ホテルの多業態展開を加速したいJR西日本と、2022年までに100施設の開業を目指し出店スピードを加速させたいファーストキャビンの考えが一致したことによるもの。
合弁会社によるホテルは、従来のファーストキャビンの良さを活かしつつ、鉄道のテイストも取り入れた新ブランドにより、西日本エリアを中心にスピーディーな展開を図り、平成29年には第1号店の開業を目指す。

なお、これによりJR西日本グループが直営で展開するホテルは、シティホテルの「グランヴィア」、宿泊特化型ホテルの「ヴィアイン」、先般発表した「ハイクラス宿泊特化型ホテル」に今回の新ブランドを加え、大別して4ブランドの構成となる。

株式会社JR西日本ファーストキャビンの設立は2017年1月。
代表取締役社長は現来海忠男ファーストキャビン社長。
資本金は9,000万円(JR西日本51%、ファーストキャビン49%)。
所在地は東京都千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町ビル15階。