【ニュース】 生駒市、全国初となる新婚当初の気持ちが3年後に届く婚姻届の受付を12月20日より開始 奈良県生駒市

2016.12.14
生駒市は、人生の大きな節目となる結婚をより思い出に残るものにするため、全国初となる手紙付きのオリジナル婚姻届「おもいをかわす婚姻届」を作成した。
12月13日から市民課窓口で配布を開始しており、12月20日から受け付ける。

同オリジナル婚姻届は、左隣には夫から妻へ、右隣には妻から夫へ宛てたメッセージが記入できる便箋が付いおり、届出時に手紙を提出すると、生駒市で大切に保管し、3年後の届出月に二人のもとへ郵送するというもの。
届出時に封筒に封をしてもらうため、第三者が中身を確認することはないという。
なお、手紙の郵送は生駒市役所市民課窓口で開庁時間内に受け付けたものが対象。
婚姻届は生駒市役所以外でも届出できるが、生駒市以外で届け出たときは手紙の預かりはできないとしている。

今回作成した婚姻届は、大阪府立江之子島文化芸術創造センター
(enoco・エノコ)が実施したプロジェクト「パブリック・リデザイン」に同市が採用されたことから、大阪のデザイン会社「G_GRAPHICS INC.」(大阪市西区)と同市が協働し、「おもいをかわす婚姻届」としてデザインしたもの。

「パブリック・リデザイン」とは、クリエイターとのデザイン制作を自治体職員が実際に体験することを通じ、デザインの有効性やクリエイターの役割、行政分野でクリエイターが活躍できるための課題とその解決方法について考える社会実験事業。
成果は12月13日よりenocoで展示されている。

12月20日には、「おもいをかわす婚姻届」の届出1組目の夫婦に、記念のセレモニーを実施。
市長からお祝いのメッセージと花束の贈呈、届出1組目の夫婦と関係者の記念撮影を行う。
なお当面の間、記念撮影用のフォトブースを設置する。

オリジナル婚姻届「おもいをかわす婚姻届」の規格はA4判・8ページ観音折(W839.5mm×H297mm)。
費用は無料(切手代は実費)。
配布場所は生駒市役所市民課窓口。
配布は12月13日から開始済み、受付開始は12月20日の9時より。