【ニュース】 伊藤忠都市開発、横浜市住宅供給公社との協業プロジェクト「(仮称)戸塚駅中央地区共同化事業」に参画 神奈川県横浜市
2015.03.27
伊藤忠都市開発株式会社(東京都港区、寺坂晴男代表)は3月26日、横浜市住宅供給公社が事業施行者として実施する「(仮称)戸塚駅中央地区共同化事業」(横浜市戸塚区)に保留床取得者として参画すると発表した。
同事業は、「戸塚駅前地区中央土地区画整理事業」によって整備された換地後の複数地権者の土地を横浜市住宅供給公社が取り纏めて、複合施設建物を建設するもの。
個別敷地の土地活用では、賑わいの創出等まちの再編が難しいため、地権者から依頼を受けた横浜市住宅供給公社が中心となり共同化の検討を進めた結果、公社が事業施行者となった。
同社は、事業施行者の横浜市住宅供給公社と基本協定を締結、当該保留床(86戸)を分譲マンションとして一般に販売する予定。
同事業地が立地する戸塚区吉田町は、旧東海道戸塚宿として古くから栄え、現在も様々な世代の人々が生活する、歴史と活気が共存した街。
同事業では、「東海道戸塚宿まちづくりルール」に沿って、戸塚駅東口の「にぎわいの創出」や「まちの活性化」を図るとしている。
同社は、過去の豊富な分譲マンション供給実績をもとに、間取りから住宅設備の使い勝手に至るまで、横浜市住宅供給公社と協業して建物計画の立案に携わる。
幅広いライフスタイルに対応出来る様、20㎡台(ワンルーム)~70㎡台(3LDK)までの多彩なプランを用意し、住まう人の目線に立った商品企画を目指すという。
なお、同事業地北側方面では「戸塚アンダーパス」が3月25日に開通、同事業地近接の「戸塚大踏切」は閉鎖された。
歩行者・自転車は完成済みの戸塚大踏切デッキを利用し、自動車・オートバイは新設のアンダーパスを通行することにより、戸塚駅の東西を往来する利便性が向上したという。
「(仮称)戸塚駅中央地区共同化事業」の所在地は横浜市戸塚区吉田町50番5他(地番)、交通はJR東海道線・横須賀線「戸塚」駅より徒歩2分。
敷地面積は1,185.75㎡、延床面積は約7,400㎡。
構造・規模はRC造・地上10階建。
戸数は90戸(地権者住戸4戸含む)、別途1階に店舗設置。
竣工時期は平成29年3月(予定)。