【ニュース】 高槻市、美しい里山と昔ながらののどかな田園風景が広がる「樫田地区」で空き家情報バンク制度を今年度より開始 大阪府高槻市
2015.03.17
高槻市は、美しい里山と昔ながらののどかな田園風景が広がる「樫田地区」の空き家情報を移住希望者に紹介する「高槻市樫田地区空き家情報バンク制度」を今年度より開始した。
同制度は、高齢化と人口流出などにより、樫田地区のコミュニティ存続が危惧されていることから、同地区の空き家情報を紹介し、田舎暮らしを望む移住者を誘致するなど、同地区の活性化と定住を促進するというもの。
空き家の情報収集などは樫田地区連合自治会と市が連携して行い、市のホームページなどで紹介するほか、同地区の住民が「定住促進員」となり、賃借・購入希望者を現地案内したり、暮らしの相談などに応じたりしているという。
同地区は、市最北部の山間部に位置し、百貨店やショッピングモール、複数の商店街などで賑わう同市中心市街地へ車で約30分という近さ。
鉄道を利用すれば、大阪へ2駅15分、京都へ1駅12分と、大都市から1時間足らずで田舎暮らしが実現できる場所だという。
同市では、賃貸借・売買契約が成立した空き家の改修などに必要な経費の一部を補助する「高槻市樫田地区空き家再生事業補助金」を設定。
最大50万円(改修費用などの10分の8以内)を交付している。
また、地区内にある市立小学校と幼稚園では、地域住民の協力を得ながら、同地区の文化や豊かな自然を活かした授業を実施。
校区外からの入学・転学も認めており、校区外からの児童とともに学校生活を送ることができるという。