【ニュース】 長崎県など、中国と共に長崎県の新たな魅力を発信するシンポジウム「アジアをつなぐ長崎ロード~日中の絆を深めた人々~」を東京で10月23日に初開催 長崎県長崎市

2016.10.07
長崎県・長崎県日中親善協議会・華人教授会議の3者は、中国の交流史にスポットを当てることによって同県の魅力を浮かび上がらせることを目的としたシンポジウム「アジアをつなぐ長崎ロード~日中の絆を深めた人々~」を、10月23日に江戸東京博物館(東京都墨田区)で開催する。
長崎の新たな魅力を発掘し、情報発信することで、中国から長崎への観光客流入拡大にも繋げたいという。

シンポジウムの第1部は、東京大学名誉教授・濱下武志氏、長崎大学教授・王維氏、日本総合研究所会長・寺島実郎氏による講演。
第2部のパネルディスカッションでは、東洋学園大学教授・朱建榮氏をコーディネーターに招き、有識者5名によるパネルディスカッションを実施する。
孫文や鄭成功、隠元禅師など長崎ゆかりの偉人や、アジア地域における長崎と中国との様々な交流の歴史などについて語り、長崎の新たな魅力を発掘するという。
20161007長崎県

長崎は、17世紀からの日本の鎖国時代に海外との唯一の貿易の窓口であったため、中国など諸外国との交易で栄えた場所。
中国人の居留地であった唐人屋敷は、長崎に多くの影響を与えた。

国の重要文化財に指定されている眼鏡橋は、長崎の唐寺「興福寺」の二代目住職「黙子如定」によって架設された日中を繋ぐ「架け橋」のシンボルで、現在は人々の生活に欠かせない存在となっている。
その他、長崎には現在も、長崎くんちの龍踊(じゃおどり)、ランタンフェスティバル、ちゃんぽん・皿うどんなど、日常生活の中に中国文化の影響が強く残されている。
さらに、1971(昭和46)年の国交正常化以来、長崎県では全国に先駆けて中国との交流を進め、現在まで積極的に友好関係を構築してきたという。

「アジアをつなぐ長崎ロード~日中の絆を深めた人々~(東京)」の開催日時は10月23日の13時~17時20分(12時30分開場)。
開催場所は江戸東京博物館 1階ホール(東京都墨田区横網1-4-1)。
参加費は無料、自由席(定員400名、先着順)。
申し込みは電話、FAX、WEBのいずれかで長崎県国際課まで要事前申込み。
申込〆切は10月22日。