【ニュース】 富山県とHAnavi、訪日旅行者の航空機を利用した北陸地方への誘致拡大の提携を開始、富山=羽田路線の需要増を目指す 富山県富山市

2015.02.25
富山県とH.I.S.ANAナビゲーションジャパン株式会社(東京都新宿区、深木重和社長、HAnavi)は、拡大する訪日旅行需要に対応し、北陸地方への航空機を利用した誘致強化による富山=羽田路線の需要増に向け、2月25日より提携を開始した。
HAnaviは、訪日旅行需要の創出と日本各地の活性化を目的に、株式会社エイチ・アイ・エス(東京都新宿区、平林朗社長、H.I.S.)とANAセールス株式会社(東京都中央区、白水政治社長)の共同出資により、2014年11月に設立。
今回の提携は、同社が地方自治体と連携し、日本各地の魅力を発信する事業展開の第一弾となるもの。


同社では、ANAの強みである国内線路線網とH.I.S.の宿泊予約サイト「スマ宿」の宿泊施設を自由に組み合わせることで、訪日外国人の多様なニーズに応える個人型の国内旅行を提供。
H.I.S.の強みである100拠点を超える海外店舗網を活用して販売する。
今回の提携開始にあたり同社は、2月25日~3月1日に開催される「タイ国際旅行博」で、H.I.S.ブースで配布する大型紙袋に富山県「雪の大谷」の写真を掲載。
イベントではタイ有名俳優による富山県紹介等のディスティネーション訴求を行なうと共に、ANA国内線を利用した富山県×HAnavi共同企画の旅行商品を販売する。
「タイ国際旅行博」(TITF:Thai International Travel Fair)とは、タイ観光サービス協会が主催する国際旅行フェア。
旅行会社が一般旅行者向けに格安の旅行商品やサービスの販売を行なう。昨年度の来場者数は35万人。
また、来年度はタイやインドネシアを中心とした旅行博、H.I.S.店舗での重点的な販促活動や販売スタッフ向けの研修旅行等を順次展開し、富山県の認知度向上から情報発信・販売促進まで総合的な誘致活動を計画している。
同社は今後、さらに他の地方自治体や観光団体等との広域での連携により、航空路を利用した地域間の送客を通じて、訪日旅行需要を日本各地に拡大、拡散させるべく展開していくという。