【ニュース】 西日本鉄道、福岡市と共働で進めている新たな交通システム「都心循環 BRT」で連節バスの試行運行を8月8日より開始、新車両が登場 福岡県福岡市

2016.07.25
西日本鉄道株式会社(福岡市中央区、倉富純男社長)は7月22日、同社が福岡市と共働で進めている新たな交通システム「都心循環 BRT」で、試行運行を8月8日より開始すると発表、合わせて連節バスのデザインなども公開した。

「都心循環 BRT」(BRT)とは、連節バスの導入にあわせて、専用走行空間や分かりやすい停留所整備し、鉄道や路線バスとの乗継強化などにより、従来のバスよりも速く・時間通りに・多くの人を運ぶ、分かりやすく使いやすい交通システム。
マイカーから公共交通機関への利用転換を促すことで、二酸化炭素の排出抑制にもつながるという。
20160725西日本鉄道

8月8日より開始する試験運行では、福岡市内の「天神」「博多」「ウォーターフロント(WF)」地区で、連節バス2台を運行する。
本格運行に向け、運行経路や乗降方法、運賃などを検討・確認するという。
試行運行は、ステップを2つに分け、乗降方法や運賃支払方法の周知を行いながら、段階的に取り組みを進めていく。

Step1では、「天神~WF地区」「博多駅~WF地区」の2ルートを運行。
運賃は、現行の路線バス運賃を適用し、「天神~WF地区」が190円・
「博多駅~WF地区」が230円となる。

Step2では、平成28年9月中旬を目途に、天神・博多駅・WF地区の3拠点間を循環するルートで試行運行を開始する予定。
運行時刻や運賃などについては、Step1の状況等も踏まえて決定するという。

また、使用する連節バスの車両外観デザインは、黄色を基調としたシンボリックなデザインとする。
黄色は、誰にでも分かりやすく、認知しやすいという視点を踏まえながら、まちを明るくし、活力を与える色として選定。
内装デザインは、2台それぞれ違った特徴のあるデザインを施した。

車両仕様は、スカニア・ボルグレン社製(シャシ:スウェーデンのスカニア社、ボディ:オーストラリアのボルグレン社)。
全長は約18m、車幅は約2.5m、定員は133名(運転士除く)。