【ニュース】 人工知能開発のNextremer、高知県に学習データの新会社を設立、同県のコンテンツ企業誘致制度指定第一号 高知県高知市
2016.07.21
人工知能テクノロジーを利用した対話システム開発を手掛ける株式会社Nextremer(東京都板橋区、向井永浩代表)は、人工知能開発事業者向けのコンテンツ提供事業推進のため、株式会社dataremerを高知県に設立する。
dataremerの設立にあたっては、同県が実施する「高知県コンテンツ企業誘致制度」の第一号企業指定を受けた。
同制度は、同県内に拠点を設け、コンテンツビジネスを開始する事業者の人材採用や設備投資に対し、3年間で最大2億5,000万円を補助するもの。
人工知能の開発には、データを集めるスキル、理論を考えるスキル、実装するスキルの3つの集合体が必要とされている。
今回設立するdataremerは、学習データの収集や作成を専門的に行い、事業者に提供することを目的とした新会社。
人工知能技術開発のための学習データの提供や、新たに対話サービスの導入を検討している事業者のニーズに応じ、適切な学習データの提供を行うという。
提供サービス例は、受付や案内業務などのシナリオデータ、画像認識を用いた学習画像のデータセットなど。
Nextremerでは、dataremerを今年8月に操業開始し、県内雇用や設備投資を積極的に行い、事業拡大を図る方針。
また、Nextremer東京本社・高知AIラボ・dataremerの国内3拠点が連携し、積極的な営業戦略を展開していくという。