【ニュース】 日本全国59社の高速バス事業者、「JAPAN BUS LINES協議会」を正式に設立、訪日外国人の高速バス利用を促進 東京都新宿区

2016.07.21
日本全国59社の高速バス事業者は7月20日、増加する訪日外国人の高速バス利用を促進する目的で「JAPAN BUS LINES協議会」を正式に設立した。
理事は京王電鉄バス株式会社(代表)・名鉄バス株式会社・南海バス株式会社、事務局所在地は東京都新宿区(WILLER TRAVEL株式会社内)。

これまで、訪日外国人が日本国内の高速バスを利用する際は、行きたい観光地にどのバスが運行しているかを自ら探し出し、路線ごとに予約・購入する必要があった。
こうした困難を解決し、訪日外国人の高速バス利用を促進するため、
2015年9月にJAPAN BUS LINES準備会が発足。
以来、日本全国の高速バスを予約できる訪日外国人旅行者専用サイト
「JBLサイト」を開設、訪日外国人がより簡単に日本の高速バスを利用できる仕組みやサービスを協議してきたという。

これまでにJBL準備会が協議してきた項目は、「JBLパス(仮称)」「JBLサイトで利用するピクトグラム」「翻訳ガイドライン(英語)」の3項目。
「JBLパス(仮称)」は、JBLサイトで販売する約100路線の予約制高速バスが乗り放題になる全国パス(今秋発売予定)。
「JBLサイトで利用するピクトグラム」は、バスの設備に特化したピクトグラムで、言葉がわからない訪日外国人に設備をわかりやすく伝えることを目的としたもの。
「翻訳ガイドライン(英語)」は、平成26年3月に出された観光庁のガイドラインを基本方針とし、バス停に使われる表記を中心にしたガイドラインのこと。

今回の協議会の正式設立を皮切りに、全国59社の高速バス事業者は連携をさらに深め、訪日外国人が日本全国を隅々まで簡単・便利・安心に移動できる仕組みやサービスのさらなる改善・提供に取り組んでいくとしている。