【ニュース】 東武鉄道、奥日光エリアの低公害バス路線で大型EVバスによる自動運転の実証実験を11月4日~30日に実施 栃木県日光市

2025.10.24
栃木県(福田富一知事)・東武バス日光株式会社(栃木県日光市、金井応季社長)・株式会社日光自然博物館(栃木県日光市)・東武鉄道株式会社(東京都墨田区、都筑豊社長)の4者は、奥日光エリアの低公害バス路線(赤沼車庫~千手ヶ浜)で2025年11月4日~30日の27日間、大型EVバスによる自動運転の実証実験を実施する。

同取り組みは、国土交通省の令和7年度「地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転社会実装推進事業)」を活用、レベル4での自動運転システムによる路線バスの運行を目指すというもの。
2023年度から継続して実施しており、これまでは小型EVバス(着席定員15名)での実験だったが、2025年度は社会実装を本格的に見据え、通常運行しているバスと同様に大型EVバス(着席定員27名)で実施する。

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また今回は、中禅寺温泉~湯元温泉間のバス路線でも自動運転実現に向けた検証を初めて実施。
同県・日光市の協力のもと、奥日光低公害バス事業を担う日光自然博物館と、その運行を受託する東武バス日光、同路線でのEVバス自動運転に関する研究を東京工科大学(須田義大教授)と共同で、「国際エコリゾート日光」の実現に向け、持続可能な二次交通の確立を目指す東武鉄道が連携する。

奥日光低公害バス路線(赤沼車庫~千手ヶ浜)での自動運転実証実験の実施期間は2025年11月4日~30日。
1日12便(6往復)運行予定、運行車両は大型EVバス(着席定員
27名)。
運賃は現金または交通系ICカードでの支払い(大人:500円・小児250円)、「NIKKO MaaS」の「デジタル奥日光・湯元温泉フリーパス(4日間有効)」利用可。

なお、中禅寺温泉~湯元温泉の路線バスでは、自動運転システムを搭載したバスを使用し、全球測位衛星システム(GNSS)の受信状況等を把握、実装に向けた課題等を抽出する。