【ニュース】 日本交通文化協会とJR九州、熊本駅に大型ステンドグラスによるパブリックアートを常設 熊本県熊本市
2025.10.23
公益財団法人日本交通文化協会(東京都千代田区、滝久雄理事長)と九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区、古宮洋二社長)は、JR各線「熊本」駅(熊本市西区)の在来線改札内1階に大型ステンドグラスによるパブリックアートを常設、2025年10月22日に公開した。
作品名は「肥後のいろどり」。
原画は熊本の染色工芸家・高津明美氏が手掛けた。
同作品は、熊本地震からの復興が進む故郷をアートの力で盛り上げたいという高津氏の思いを受け、同協会が企画。
縦4.0m・横3.2mの大作に、熊本を象徴する肥後六花をはじめ、熊本城や通潤橋、御田祭の宇奈利(うなり)など、熊本の風情や文化が情緒豊かに、力強く描かれているという。
ステンドグラスは、ドイツの職人が手吹きでつくるアンティークグラスを42色・1,031ピース使用。
特にこだわったのは、作品の中央に描かれた肥後六花で、端正な一重咲きで優美な花芯、清色な姿を表現するために、ガラスピースを大きく切り出し、アンティークグラスの豊かな濃淡の美を最大限に生かしたという。
「肥後のいろどり」の設置場所はJR各線「熊本」駅(熊本市西区)在来線改札内1階。