【ニュース】 東京建物とリバネス、都市の人々が都市に居ながら自然の森を再生させる「木庭 MOKUTEI」プロジェクトを東京建物八重洲ビルで開始 東京都中央区
2025.10.21
東京建物株式会社(東京都中央区、小澤克人社長)は2025年10月20日、株式会社リバネス(東京都新宿区、丸幸弘代表)と協業し、都市の人々が都市に居ながら自然の森を再生させる「木庭 MOKUTEI」プロジェクトを東京建物八重洲ビル(東京都中央区)で開始した。
同プロジェクトは、両社が取り組む「リジェネラティブ・シティ実証プロジェクト」の第1弾となるもの。
「都市のための森から、森のための都市へ」をコンセプトに、廃材を利用し都市に集まる人々の手によって苗木を育てることで、自然の営みの中にあった「倒木更新」を再現、森を再生すると同時に人々のウェルビーイングも向上する、リジェネラティブな試みだという。
「木庭 MOKUTEI」に利用する木材は、雷で割れたり、2本の木がくっついたりと、様々な個性を持つ一方で、一般的な木材としては価値が付きにくい木材を採用。
また、苗木や植栽は木材原産地の東京都檜原村の生態系を再現したものとなっている。
苗木や苔は、ビルのワーカーや来館者など通行する人々が水を吹きかけることで成長していき、1~2年後には成長した苗木を檜原村の自然環境に植樹することで都市と自然環境の間の循環による森の再生を実現する。
また、都市で生活する人々に「都市に居ながら森の再生や生物多様性の保全に貢献する」という新しい自然とのつながりの感覚を提供することで、人々や社会のウェルビーイング向上も図るという。
今後は、ビルのピロティやオープンスペース、エントランスのほか、商業施設の吹き抜け空間など、様々な場所で同プロジェクトの展開を目指す。
「木庭 MOKUTEI」の設置場所は東京建物八重洲ビル(東京都中央区八重洲1-4-16)八重仲ダイニング 地下2階。