【ニュース】 東急不動産とT2、戦略的業務提携を締結、自動運転トラックの物流ネットワークを共同で構築 東京都渋谷区
2025.10.07
東急不動産ホールディングス株式会社(東京都渋谷区、西川弘典社長)傘下の東急不動産株式会社(東京都渋谷区、星野浩明社長)と株式会社T2(東京都千代田区、熊部雅友代表)はこのほど、戦略的業務提携を締結した。
同業務提携は、T2が2027年に開始を目指すレベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスを見据え、両社共同で高速道路から自動運転トラックの受け入れを可能にする物流施設の在り方を具体化するとともに、車両を整備する拠点の開発を検討するためのもの。
これに合わせ、両社の連携を強化するため、東急不動産ホールディングスが出資するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「TSVF2投資事業有限責任組合」を通じ、T2への出資も完了した。
東急不動産では、「次世代基幹物流施設」に加え、今後佐賀県をはじめとする九州圏、茨城県などの国内主要産業拠点の高速道路IC(スマートIC)至近エリアで産業まちづくり事業を展開、全国の産業団地とネットワーク化した物流施設を計画している。
一方T2は、現状の関東から関西までの運行区間を2029年度に九州まで延伸する計画で、東急不動産が計画中の物流施設も発着拠点として新たに利用するため、今回、戦略的業務提携締結に至ったとしている。
両社は、同業務提携を契機に、施設の設計や運用ルールの策定など、高速道路から自動運転トラックの受け入れを可能にする物流施設の在り方を具体化、これとは別に、幹線輸送を行う上で必要となる車両整備拠点の開発も検討を進めるという。