【ニュース】 JR九州、大津町でエリア最大級となる賃貸オフィスビル「(仮称)JR肥後大津ビル」を開発、半導体関連企業の拠点を想定 熊本県大津町

2025.08.28
九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区、古宮洋二社長)は、熊本県大津町でエリア最大級となる賃貸オフィスビル「(仮称)JR肥後大津ビル」を開発する。

同計画地は、JR豊肥本線「肥後大津」駅より徒歩2分、JASM第一工場など半導体関連産業が集積するセミコンテクノパークまで車で約8分(約3.5Km)の立地。
専有部まで電気の供給が可能な非常用発電機を設置するなど、高いビルスペックを有した、同エリアでは希少性の高いハイグレードオフィスを建設する。
半導体サプライヤーを始めとした企業の拠点を想定し、竣工は
2027年1月の予定。

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共用部の一部には、熊本県産材の「肥後石」を使用し、「大津らしさ」を表現する。
また、2階には入居テナントのオフィスワーカー専用のラウンジを設置、建物外周には植栽を配することで、緑豊かなまちに寄り添うという。

貸室は最小約34坪からワンフロア最大約358坪まで対応可能で、専有部にはLED照明・明るさセンサによる自動調光、Low-eガラスを採用、省エネにも配慮する。

セキュリティ面では、専有部入口に非接触ICカードリーダーを標準設置する他、1フロアを1社で使用する場合、エレベーターの不停止設定を行うことでフロア全体のセキュリティを確保することが可能。

さらに、非常用発電機によるBCP(事業継続計画)サポート停電の際には、最大72時間稼働可能な非常用発電機により、共用部だけではなく、専有部に対しても電力の供給が可能。
災害時も事業継続性をサポートする。

「(仮称)JR肥後大津ビル」の所在地は熊本県菊池郡大津町大字大津字門出1208番1(地番)。
敷地面積は約2,556㎡、延床面積は約9,212㎡、賃貸面積は約
5,814㎡。
構造・規模は鉄骨造・地上7階(オフィスフロアは2~6階)。
用途は事務所・駐車場。
着工は2025年12月(予定)、竣工は2027年1月(予定)。