【ニュース】 東京建物と森林総研、都市緑地が人々のウェルビーイング向上に与える影響を共同研究 東京都千代田区
2025.08.28
東京建物株式会社(東京都中央区、小澤克人社長)と国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所(茨城県つくば市、浅野透所長)は、都市緑地が人々のウェルビーイング向上に与える影響を科学的に検証することを目的とした共同研究を、「大手町タワー」(東京都千代田区)敷地内の緑地「大手町の森」で開始した。
森林総研と不動産デベロッパーによる共同研究は、同研究が初となる。
「大手町の森」は、2014年に竣工したオフィス・ホテル・商業施設等で構成する大規模複合施設「大手町タワー」の敷地の約3分の1、約3,600㎡に広がる広大な都市の森。
2013年の完成以来、自然の森に近い形での管理を継続しており、周辺のワーカーや来街者の憩いの場としても利用されているという。
同研究では、大手町エリア周辺のワーカー30名を対象とし、ストレスホルモン、交感神経活動等のバイタルの計測、質問紙を使用した心理調査により、「大手町の森」への滞在が身体的・精神的健康に与える影響を調査・分析することで、近年注目されている都市緑地が人々のウェルビーイング向上に与える影響を科学的に検証。
また、ヒートアイランド現象の緩和効果の調査分析等を行うことで、都市緑地の多面的な価値を定量化・可視化することを目指す。
共同研究の実施期間は2025年8月~2026年3月末(予定)。
実施場所大手町タワー敷地内「大手町の森」(東京都千代田区大手町1丁目5番5号)。
実施主体は東京建物株式会社、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所。
協力は一般社団法人グリーンインフラ総研、一般社団法人森と未来、東邦レオ株式会社。