【ニュース】 めい、食品加工専用のマイクロファクトリー型施設「ふふ」を12月に竣工、2026年1月より順次入居を開始 京都府京都市
2025.08.05
遊休不動産活用の企画開発・運営などを手掛ける株式会社めい(京都市下京区、扇沢友樹代表)は、食品加工専用のマイクロファクトリー型施設「ふふ(FUFU)」(京都市下京区)を2025年12月に竣工、2026年1月(予定)より順次入居を開始する。
同社によると、飲食業界では、惣菜や冷凍食品を中心とした中食市場の拡大などを背景に、来客型の店舗だけでなく、「お店の外」から収益を得る手段が重要になっているという。
同施設は、こうした状況に対応するもの。
入居事業者は、既に基礎設備を整えた専用区画を賃借し、最小限の設備投資で小ロットの食品加工・OEM・冷凍、瓶詰、レトルト商品などの製造環境を利用できるとしている。
同施設の所在地は、京都市中央卸売市場の場外エリアに位置し、仕入れ・物流に強い立地。
建物は元食品加工場をリノベーションした施設で、加工食品に必要な一次原材料の調達から出荷までの動線が短く、既存飲食店や移動販売事業者のバックファクトリー、D2Cの実験拠点としても活用できるとしている。
また、加工業務に加え、週末や祝日には料理教室・ポップアップ物販・テスト販売イベントなどの実施も可能。
飲食店が顧客と直接コミュニケーションを取る「フードファクトリー」としても活用できるという。
初期費用や設備負担のハードルを下げるだけでなく、挑戦者が集まり育つ環境を整えることで、「京都発の食ブランド」が次々と生まれる土壌づくりを目指す。
「ふふ(FUFU)」の所在地は京都市下京区朱雀宝蔵町56、交通は
JR山陰本線「梅小路京都西」駅より徒歩5分。
入居者ターゲットは飲食店、D2Cブランド志望者、移動販売、農産加工者など。
利用形態は1区画貸し(複数区画のカスタマイズも相談可)。
利用開始は2026年1月(予定)より順次。