【ニュース】 三井不動産レジデンシャルなど、大規模分譲マンション「三田ガーデンヒルズ」でロボットポーターサービスを本格稼働 東京都港区

2025.07.08
三井不動産レジデンシャル株式会社(東京都中央区、嘉村徹社長)、三菱地所レジデンス株式会社(東京都千代田区、宮島正治社長)、川崎重工業株式会社(東京都港区、橋本康彦社長)、大成建設株式会社(東京都新宿区、相川善郎社長)の4社はこのほど、三井不動産レジデンシャルと三菱地所レジデンスが共同開発した大規模分譲マンション「三田ガーデンヒルズ」(東京都港区)で、ロボットポーターサービス「FORRO PORTER(フォーロ・ポーター)」の本格稼働を開始した。

同サービスは、大成建設が提供するロボット統合管制プラットフォーム「RoboHUB(ロボハブ)」のもと、川崎重工業が開発した屋内配送用サービスロボット「FORRO(フォーロ)」を用いたもの。
同物件では、2025年3月より試験導入していたという。

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同サービスでは、屋内配送用サービスロボット「FORRO」がマンションのエントランスと住戸の間を自動で走行。
帰宅時には、マンションまで持ち帰った荷物をエントランスでロボットに託し、住戸前で荷物を受け取ることができる。
また外出時には、室内からアプリを使用し、住戸前にロボットを呼び寄せて荷物を預け、エントランスまで搬送させることが可能。

マンション全体では計4台のロボットがポーターサービスに従事、人手によるポーターサービスに代わって荷物運搬に係る業務負担軽減に寄与するという。
2025年3月の試験導入から約3ヶ月間でのリピート利用率は50%以上。
ポーターサービス利用のうち、20%以上がロボットによる配送となっている。 

なお同物件では、人的サービスの業務負担軽減・業務効率化を目的に、ポーター業務だけではなく警備業務や清掃業務にもロボットを導入することで、サービスの自動化に取り組んでいるという。

「三田ガーデンヒルズ」の所在地は東京都港区三田1丁目4番55~60、交通は東京メトロ南北線・都営地下鉄大江戸線「麻布十番」駅より徒歩5分~7分など。
総戸数は1,002戸(他に店舗2区画)。
竣工時期は2025年3月。